WBC世界ライト級暫定王者ウィリアム・セペダ(メキシコ)=32戦全勝(27KO)=が左腕の負傷を理由に、来年2月22日(日本時間23日)にサウジアラビア・リヤドで開催される”リヤド・シーズン”興業で対戦が決まっていた、WBC世界ライト級王者シャクール・スティーブンソン(米)=22戦全勝(10KO)=との対戦延期を要請。6週間から8週間の安静が必要で、復帰は3月末となる。

セペダは11月16日(日本時間17日)にサウジアラビア・リヤドのザ・ヴィニューで、元IBF世界スーパーフェザー級王者で同級13位のテビン・ファーマー(米)=33勝(8KO)7敗1分1NC=に10回判定勝ちを収め暫定王座を獲得。しかし、ファーマーの技巧の前に大苦戦。4回にはダウンを奪われたが、何とか追い上げ95-94、95-94、94-95という僅差のスプリット判定をものにした。左腕の負傷は、この試合の第6ラウンドに起こった事が明かされている。

スティーブンソンは右手の負傷により10月12日(日本時間13日)にサウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで予定されていた、前IBF世界スーパーフェザー級王者ジョー・コルディナ(英)=17勝(9KO)1敗=との防衛戦をキャンセルしており、2月に戦う事を希望。現在、新しい対戦相手を探しているが、ふさわしい相手を探すのはかなり難しそう。

WBO最新ランキング 複数階級で1位交代

WBO最新ランキングでバンタム級1位にクリスチャン・メディナ(メキシコ)=24勝(17KO)4敗=が躍進。11月22日(日本時間23日)にメキシコ・グアダラハラで、アレクシス・モリーナ(メキシコ)=12勝(4KO)1敗1分=を5回TKOで破り、WBOラテン王座を獲得した前回2位のメディナは、前回1位のデビッド・クエラー(メキシコ)=28戦全勝(18KO)=と立場を入れ替えた。

これにより世界同級王者武居由樹(大橋)=10戦全勝(8KO)=選手が、12月24日に東京・有明アリーナで行う、同級10位ユッタポン・トンデイ(タイ)=15戦全勝(9KO)=との防衛戦に勝てば、次に予想される指名戦でメディナが挑戦者に選ばれる可能性が高くなった。

WBA世界バンタム級王者 堤 聖也(角海老宝石)=12勝(8KO)無敗2分=選手が、なぜか8位に入っている。スーパーバンタム級では12月14日(日本時間15日)にホームタウンのメキシコ・ティファナで再起戦が決まっている、ルイス・ネリ(メキシコ)=35勝(27KO)2敗=が6位にランクされた。

フライ級は11月30日(日本時間12月1日)に英・バーミンガムのリゾート・ワールド・アリーナで、WBC暫定王座を争う前回1位サニーエドワーズ(英)と、10位だったガラル・ヤファイ(英)=8戦全勝(6KO)=が除外され、1位には前回2位のフランシスコ・ロドリゲスJr(メキシコ)=39勝(27KO)6敗1分=がアップ。

フェザー級15位に亀田京之介(TMK)=14勝3敗2分=選手がランクイン。ライト級はWBC暫定王者となったウィリアム・セペダ(メキシコ)=32戦全勝(27KO)=が除外され、王者デニス・ベリンチク(ウクライナ)=19戦全勝(9KO)=への挑戦が決まっている、キーショーン・デービス(米)=12勝(8KO)無敗1NC=が1位にアップ。マッチルーム・ボクシングと契約したジョージ・カンボソスJr(オーストラリア)=21勝(10KO)3敗=は、スーパーライト級へ移動し9位。

ミドル級ではデンゼル・ベントレー(英)=20勝(17KO)3敗1分=。ライトヘビー級では前WBAスーパー王者ドミトリー・ビボル(ロシア)=23勝(12KO)1敗=が、新しく1位にランクされている。