WBA世界ライト級王者ジェルボンテ・デービス(米)=30戦全勝(28KO)=に、WBA世界スーパーフェザー級王者ラモント・ローチ(米)=25勝(10KO)1敗1分=が挑むタイトル戦は、来年3月1日(日本時間2日)に米・ニューヨーク、ブルックリンのバークレイズ・センターで開催されるプレミア・ボクシング・チャンピオンズ興行で行われる事が正式発表。試合の模様は、primevideo PPVにより生配信される。両者の対戦は12月14日(日本時間15日)に米・テキサス州ヒューストンのトヨタ・センターでの開催が、一度は発表されながら延期となっていた。

アンダーカードには、WBA世界スーパーライト級王者ホセ・バレンズエラ(米)=14勝(9KO)2敗=に、同級4位ゲイリー・アントゥアン・ラッセル(米)=17勝(17KO)1敗=が挑むタイトル戦が組み込まれる他、WBA世界ウェルター級王者エイマンタス・スタニオニス(リトアニア)=15勝(9KO)無敗1NC=に、同級1位シャハラム・ギヤソフ(ウズベキスタン)=16戦全勝(9KO)=が挑む指名戦もセット。

元4団体統一世界スーパーウェルター級王者ジャーメル・チャーロ(米)=35勝(19KO)2敗1分=が、昨年9月30日(日本時間10月1日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで、4団体統一世界スーパーミドル級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=62勝(39KO)2敗1分=に敗れて以来の再起戦で、元WBA世界ミドル級挑戦者のトーマス・ラマンナ(米)=38勝(17KO)5敗1分=とグローブを交える一戦も行なわれる。

37歳 元王者シーサケット・ソールンビサイ

37歳の元WBC世界スーパーフライ級王者でWBC世界同級8位、IBF世界バンタム級10位にランクされるシーサケット・ソールンビサイ(タイ)=57勝(46KO)6敗1分=は、11月29日、タイ・バンコクのザ・バザール・ホテル・バンコクで開催されたナコンルアン・ボクシング・プロモーション興行に出場。

バンタム級6回戦で、スラート・エイムオン(タイ)=22勝(15KO)7敗1分=と対戦したシーサケットは、初回2分50秒KO勝利を収めた。

シーサケットは2022年6月25日(日本時間26日)に米・テキサス州サンアントニオのテック・ポート・アリーナで、ジェシー・ロドリゲス(米)=21戦全勝(14KO)=の持つWBC世界スーパーフライ級王座に挑み8回TKO負け。しかし、2023年3月に行われた再起戦で勝利すると、この年は5勝3KO勝ち。今年はこれが3勝目(1KO)となった。

IBFでのランキングをバンタム級に変更したシーサケットだが、全盛期の力はなく、自国で世界挑戦出来る見通しはない。時間と戦いながら、いつまでチャンスが来るのを待つ事が出来るのか。今後のキャリアの推移を注目したい。