来年1月8日にオーストラリア・ゴールドコーストのゴールドコースト・コンベンションセンターで開催される事が決まっていた、IBF世界クルーザー級王者ジェイ・オペタイア(豪)=26戦全勝(20KO)=に、同級1位フセイン・シンカラ(ドイツ/トルコ在住)=22戦全勝(18KO)=が挑むタイトル戦は、シンカラが足首を骨折。全治3ヶ月と診断され、試合はキャンセルされた。

興行を主催するマッチルーム・ボクシングと、ゴールドスター・プロモーションは、急ぎ代わりの挑戦者を物色し、オペタイアの防衛戦を予定通リ行う事を発表。現在、代理挑戦者を探している。

マッチルーム・ボクシングのエディ・ハーンはオペタイアがシンカラとの指名戦をクリアすれば、WBA、WBO世界同級王者ヒルベルト・ラミレス(メキシコ)=47勝(30KO)1敗=との王座統一戦を実現させる事を明言していた。39歳のシンカラがリングに復帰するまでには、相当な時間を要すると見られ、今後のオペタイアの動向が注目される。

3月 エドガー・ベルランガvsガブリエル・ロザド

9月14日(日本時間15日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで、WBC、WBO&WBAスーパー世界スーパーミドル級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=62勝(39KO)2敗2分=の持つ王座に挑戦し、12回判定負けで初黒星を喫したWBC、WBO世界同級4位、WBA5位エドガー・ベルランガ(プエルトリコ)=22勝(17KO)1敗=は、来年3月に再起戦を予定。

対戦相手に歴戦の雄、元WBA米大陸&WBOインターナショナル同級王者ガブリエル・ロサド(米)=26勝(15KO)17敗1分1NC=の名前が挙がっている。

来年1月には39歳となるロサドは、昨年4月22日(日本時間23日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われた、現WBA世界同級3位バクテミル・メリクジェフ(ウズベキスタン)=15勝(10KO)1敗=戦で、判定負けを喫したのを最後に現役引退を表明。DAZNにより配信されるボクシング・ファイトの解説者を務めている。

16連続初回KOの記録を持つベルランガは、ボブ・アラムのトップランクを離脱後、エディ・ハーンのマッチルーム・ボクシングとマルチ契約を締結。カネロとの対戦を実現させたが、その戦いぶりは勝ちに行くというよりも、負けないための戦いに徹した感があった。今後の動向に注目。