前IBF世界バンタム王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)=22勝(13KO)3敗1NC=の復帰戦が決定。プエルトリコのフレッシュ・プロダクション・ボクシングが3月に開催する興行で、WBOインターナショナル・バンタム級王者でWBO世界同級9位にランクされるジェイビエール・シントロン(プエルトリコ)=13勝(6KO)1敗1NC=と対戦する。

32歳のロドリゲスは5月4日にエディオン・アリーナ大阪で西田凌佑(六島)=10戦全勝(2KO)=選手に敗れ、世界王座から陥落。しかし、IBFから同級4位ホセ・サラス・レイエス(メキシコ)=15戦全勝(10KO)=との挑戦者決定戦を指令され、入札によりフレッシュ・プロダクション・ボクシングが興行権を落札。

試合は11月9日(日本時間10日)にプエルトリコ・バヤモンのルーベン・ロドリゲス・コロシアムで開催される事が決まったが、ロドリゲスは負傷により試合をキャンセル。現在は世界ランキングからも外れている。

29歳のシントロンは2019年12月31日に東京・大田区総合体育館で、井岡一翔(志成)=30勝(16KO)敗1分=選手が保持していたWBO世界スーパーフライ級王座に挑戦し12回判定負け。その後ブランクを作っていたが、今年6月にリング復帰を果たすと、11月9日(日本時間10日)にプエルトリコ・バヤモンで行われた、WBOインターナショナル・バンタム級王座決定戦で、ラシブ・マルティネス(メキシコ)=23勝(11KO)4敗1分=から2度のダウンを奪い判定勝ち。世界ランキングにも復帰した。

同興行ではWBA世界スーパーバンタム級15位アビマエル・オルティス(米・プエルトリコ在住)=11勝(5KO)1敗1分=と、元世界3階級制覇王者で、WBC、WBO世界スーパーバンタム級5位、IBF11位のジョンリエル・カシメロ(フィリピン)=34勝(23KO)4敗1分=の10回戦も行なわれる。

他に、NABOスーパーライト級王者でWBO世界同級3位のアルフレド・サンティアゴ(ドミニカ・プエルトリコ在住)=16勝(7KO)2敗=と、元IBF世界フェザー級、ライト級王者ランセス・バルテレミー(キューバ)=30勝(15KO)3敗1分1NC=の一戦もセット。

前IBF世界スーパーライト級王者で現在5位にランクされるスブリエル・マティアス(プエルトリコ)=21勝(21KO)2敗=が出場する、IBF世界同級挑戦者決定戦(対戦相手未定)も組み込まれる予定となっている。