マッチルーム・ボクシングのエディ・ハーンは、元WBO、IBF世界ライト級&WBAスーパー王者で、IBF世界スーパーライト級3位にランクされるジョージ・カンボソスJr(オーストラリア)=22勝(10KO)3敗=が、IBF世界スーパーライト級王者リチャードソン・ヒッチンズ(米)=19戦全勝(7KO)=に挑むタイトル戦を、6月21日(日本時間22日)に米・ニューヨークまたはラスベガスで開催を予定している事を明かした。
昨年11月にマッチルーム・ボクシングと共同プロモート契約を締結したカンボソスJrは、昨日、オーストラリア・シドニーのクドスバンク・アリーナで、ジェイク・ウィリー(オーストラリア)=16勝(15KO)2敗1NC=を12回判定で破り、昨年5月にワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)=18勝(12KO)3敗=とのIBF世界ライト級王座決定戦で、11回TKO負けを喫して以来の再起に成功。
ヒッチンズは昨年12月7日(日本時間8日)に、プエルトリコ・サンファンのロベルト・クレメンテ・コロシアムで、リアム・パロ(オーストラリア)=25勝(15KO)1敗=を12回判定で破り獲得した王座の初防衛戦となる。
また、ハーンは同じプログラムで、WBO世界スーパーミドル級1位、WBC2位、WBA6位、IBF11位にランクされるディエゴ・パチェコ(米)=23戦全勝(18KO)=と、元世界ランカーのトレバー・マッカンビー(米)=28勝(21KO)1敗1NC=の対戦を計画している事を示唆。

パチェコはWBO世界同級2位クリスチャン・ムビリ(フランス)=28戦全勝(23KO)=との対戦交渉が開始されている事が明らかになっているが、ハーンは米・ロサンゼルスでの開催を希望。しかし、ムビリをプロモートするアイ・オブ・ザ・タイガー・マネージメントは、現在、ムビリが本拠とするカナダ・ケベックシティでの開催を主張。交渉は平行線をたどっている。
ハーンは交渉が進展しない場合、パチェコは別の相手を対戦するとしており、マッカンビーは以前から対戦相手の候補に挙がっていた。
現在世界ノーランクのマッカンビーは、昨年9月14日(日本時間15日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われた、WBA世界スーパーミドル級暫定王座決定戦で、カレブ・プラント(米)=23勝(14KO)2敗=に9回TKOで敗れたが、大いに善戦し評価を上げている。