WBC世界バンタム級王者”ビッグバン”・中谷潤人(M・T)=30戦全勝(23KO)=選手と、IBF世界同級王者西田凌佑(六島)選手=10戦全勝(2KO)=による王座統一戦をメインとする、『Prime Video Boxing 13』が、6月8日(日)に東京・有明アリーナで開催される事が正式発表。試合の模様はPrime Videoが独占ライブ配信。Amazonプライム会員は追加料金なしで視聴可能。
中谷選手が2月24日に東京・有明アリーナで、デビッド・クエジャール(メキシコ)=28勝(18KO)1敗=の挑戦を、3回3分4秒KOで撃退した直後、西田選手がリングに上がり、互いに対戦を呼びかけ、近い将来の対戦を予感させていた。

西田選手は同級3位ホセ・サラス・レイエス(メキシコ)=15戦全勝(10KO)=との指名戦をIBFから指令されていたが、中谷選手との王座統一戦を優先。特別承認を受け、レイエスは西田vs中谷の王座統一戦勝者へIBFの指名挑戦者として挑戦する事になる。
同日の興行には、WBA世界バンタム級王者 堤 聖也(角海老宝石)=12勝(8KO)無敗3分=選手と、同級暫定王者アントニオ・バルガス(米)=19勝(11KO)1敗1NC=によるWBA王座統一戦も組み込まれた。堤選手は昨年10月13日に井上拓真(大橋)=20勝(5KO)2敗=選手を破り世界王座を獲得。2月24日に比嘉大吾(志成)=21勝(19KO)3敗2分=選手とダウン応酬の激闘を演じ、引き分けで王座を死守。今度が2度目の防衛戦となる。

WBOアジアパシフィック・バンタム級王座を返上した、WBC世界バンタム級1位、WBA、WBO2位、IBF4位にランクされる那須川天心(帝拳)=6戦全勝(2KO)=選手は、世界前哨戦としてバンタム級10回戦で、WBA6位ビクター・サンティリャン(ドミニカ)=14戦勝(5KO)1敗=と対戦。
29歳のサンティリャンは2013年6月11日に大阪・住吉区民センターで行われた、WBA世界バンタム級挑戦者決定12回戦で、石田 匠 (井岡)=34勝(17KO)4敗=選手と対戦し、112-116、112-116、118-110のスプリット判定負け。その後は昨年6月にドミニカで、アルフリー・ラミレス(ドミニカ)=10勝(5KO)6敗=に10回判定勝ちを収めて以来、リングから遠ざかっている。
2021年のアマ世界選手権バンタム級優勝者の坪井智也(帝拳)=1勝(1KO)=選手がプロ転向2戦目で、那須川選手の返上により空位となったWBOアジアパシフィック・バンタム級の王座決定戦に出場。WBO世界バンタム級12位ヴァン・タオ・チャン(ベトナム)=18勝(10KO)1敗=と対戦する。
ついに日本人選手同士による世界バンタム級王座統一戦が実現。サウスポー対決を制するのはどちらか。他の試合も、好カード揃いで、大変、楽しみです。