5月4日(日本時間5日)、米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催されたトップランク興行。共同メインのWBO世界フェザー級タイトルマッチ12回戦。王者ラファエル・エスピノサ(メキシコ)=26戦全勝(22KO)=に、同級10位エドワード・バスケス(米)=17勝(4KO)2敗1NC=が挑んだ一戦は、エスピノサが7回1分47秒TKO勝ち。
エスピノサは3度目の防衛戦。バスケスは2度目の世界挑戦。初回、185センチの長身エスピノサは、15センチ低いバスケスの動きに併せ、ジャブから左右アッパーを狙う。バスケスは上体をローリングさせながら、懐に入るチャンスを伺うが距離は遠い。
2回、接近戦でエスピノサは左アッパーから左ボディ。そして、右アッパー。距離が出来るとジャブ、右ストレートと打ち分けた。3回、ガードを高く上げ前進するバスケスはボディを狙うが、エスピノサは右アッパーを突き上げる。エスピノサの右ボディストレートで、バスケスの動きが止まった。
4回、前進してくるバスケスにエスピノサはショート連打で迎え撃ち、距離が出来るとストレート連打。右ボディアッパーで動きが止まったバスケスは、エスピノサの連打にさらされダメージを蓄積。

5回、右アッパーを喰い後退したバスケスに、エスピノサは左ボディを追い打ち。バスケスは体が丸まり、必死のディフェンス。エスピノサは回転の速い連打で勝負を決めに出たが、バスケスは何とかこらえた。
6回、接近戦でエスピノサの左右アッパー連打が決まる。距離が出来ると右アッパー、ストレートを打ち込み、さらにボディ打ち。エスピノサの巧みな攻撃の前に、バスケスは成す術がない。
7回、エスピノサの右アッパーでバスケスは後退。さらに左ボディを効かせたエスピノサは、一気の連打でバスケスに迫る。コーナーに詰まり防戦一方となったバスケスを見たハーヴェイ・ドック(米)主審は、たまらず試合をストップ。エスピノサが快勝で3度目の防衛に成功。