元4団体統一世界ライトヘビー級王者でWBA、WBC、WBO世界同級1位、IBF3位にランクされるアルツール・ベテルビエフ(ロシア→カナダ)=21(20KO)1敗=は、11月22日(日本時間23日)にサウジアラビア・リヤドのANB・アリーナで開催される、デビッド・べナビデスvsアンソニー・ヤードをメインとする「Night of the Champions」への出場が決定。デオン・ニコルソン(米)=22勝(18KO)1敗=とグローブを交える。
40歳のべテルビエフは2月22日(日本時間23日)にサウジアラビア・リヤドで行われた、WBO、IBF世界ライトヘビー級&WBAスーパー同級王者ドミトリー・ビボル(ロシア)=24勝(12KO)1敗=との再戦に敗れ、世界王座から陥落。すぐに第3戦の話が持ち上がったが、スケジュールがなかなか明確にならず、「ビボルはインタビューで晩秋に行いたいと言っていたが、その後、年末になり、そして今はいつになるのかまったくわからない。何歳まで待てば3度目の対戦が出来るのか!」と怒りを爆発させていた。
ビボルとの第3戦実現が見通せない状況となり、来年1月には41歳となるべテルビエフはアクティブに戦う事を選択。元WBCヘビー級王者デオンテイ・ワイルダーと親しい、米・アラバマ州タスカルーサ出身のキャリア9年、34歳のニコルソンが対戦相手に選ばれた。

元WBO世界フェザー級、WBC&WBO世界スーパーフェザー級暫定王者のオスカル・バルデス(メキシコ)=32勝(24KO)3敗=のリング復帰も決定。9月6日(日本時間7日)にメキシコ・ノガレスのドモ・ビナシオナルで、リチャード・メディナ(米)=16勝(9KO)3敗=とのスーパーフェザー級10回戦に臨む。
バルデスは昨年12月7日(日本時間8日)に米・アリゾナ州グレンデールで行われた、エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)=39勝(32KO)2敗1分1NC=とのWBO世界スーパーフェザー級王座統一戦で6回KO負け。生まれ故郷で開催されるメディナ戦は、サンフェル・プロモーションとトップランクの共同開催で、約11年9ヶ月ぶりのメキシコでのファイトとなる。

38歳の元IBF世界ライト級王者リチャード・コミー(ガーナ)=30勝(27KO)5敗1分=のリング復帰も決定。8月31日(日本時間9月1日)に米・ミシガン州デトロイトのウェイン・ステート・フィールドハウスで開催される、ワールド・キッド・プロモーション興行「ザ・リターン」のウェルター級8回戦(対戦相手未定)に出場。
コミーは2023年3月25日(日本時間26日)に米・カリフォルニア州フレズノで、元WBC&WBO世界スーパーライト級王者ホセ・カルロス・ラミレス(米)=29勝(18KO)3敗=に11回KOで敗れて以来、約2年5ヶ月ぶりのファイトとなる。
同日のメインイベントには36歳の元WBO世界スーパーウェルター級王者サダム・アリ(米)=27勝(14KO)3敗=が出場。約6年3ヶ月ぶりの再起戦(対戦相手未定)に臨む。2017年12月にミゲール・コット(プエルトリコ)に勝ち世界王座を獲得し名前を売ったアリは、今年2月に復帰戦興行が決まっていたが、試合1週間前になってトレーニング中の負傷によりキャンセルされていた。