9月6日(日本時間7日)、メキシコ・ノガレスのドモ・ビナシオナルで開催された、サンフェル・プロモーションとトップランクによる共同開催興行のメインイベント。元WBO世界フェザー級、WBC&WBO世界スーパーフェザー級暫定王者オスカル・バルデス(メキシコ)=32勝(24KO)3敗=と、リチャード・メディナ(米)=16勝(9KO)3敗=のスーパーフェザー級10回戦は、バルデスが判定勝ち。
チーム・カネロ、エディ・レイノソの下を離れ、米・ロサンゼルスのベテラン・トレーナー、マニー・ロブレスとコンビを組んだバルデスは、序盤戦から積極的に仕掛け、中盤からは得意の左フックを上下に散らし、右ストレートでメディナに迫ったが。これまで一度もストップされた事がないタフなメディナも右ストレートで応戦し、バルデスは最後まで明確なダメージを与える事は出来なかったが、そのまま押し切り試合終了。スコアは100-90、98-92、97-93 。

試合後、バルデスは「今日はベストのパフォーマンスではなかったと思う。言い訳をするのは好きではないが、第1ラウンドで肩を痛めてしまい、そのせいでやりたいことができなかった。だけど、勝利する事が出来て良かった。また世界チャンピオンになりたい。世界タイトルを持って故郷に帰りたい」とコメント。
34歳のバルデスは昨年12月7日(日本時間8日)に米・アリゾナ州グレンデールで行われた、エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)=39勝(32KO)2敗1分1NC=とのWBO世界スーパーフェザー級王座統一戦で6回KO負けして以来の再起戦で、故郷ノガレスでの戦いは約11年9ヶ月ぶりのメキシコ・リング登場だった。
スーパー・バンタム級10回戦。ホセ・ラミレス(メキシコ)=23勝(12KO)2敗=と、ホセ・アマロ・ゲレーロ(メキシコ)=12勝(4KO)無敗1分=の一戦は、3回1分18秒、偶然のバッティングによる不要によりノーコンテスト。