10月25日(日本時間26日)に米・ラスベガスのMGMグランドで開催される、フンドラvsサーマンをメインとするPrime Video PPV放映のプレミア・ボクシング・チャンピオンズ興行で、WBC世界スーパーフェザー級王者オシャキー・フォスター(米)=23勝(12KO)3敗=に挑む事が決まった、WBC世界フェザー級王者スティーブン・フルトン(米)=23勝(8KO)1敗=は、「厳しい試合にはならないだろう」と、3階級制覇達成に自信を見せている。
2023年7月25日に東京・有明アリーナで行われた、WBC&WBO世界スパーバンタム級タイトル戦で、井上尚弥(大橋)=30戦全勝(27KO)=選手に8回TKOで敗れ王座を追われたフルトンは、フェザー級転向第2戦となった2月1日(日本時間2日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われた、WBC世界フェザー級王者ブランドン・フィゲロア(米)=26勝(19KO)2敗1分=への挑戦試合で、12回判定勝ちを収め2階級制覇に成功。
その勢いのままフォスターへの挑戦試合が決まったフルトンは、「トレーニングで追加したのは、筋力トレーニングの強化と、より大型のスパーリングパートナーとの練習だけです。体調は良好です。元々体が大きく、122ポンドや126ポンドで戦っていた頃も、普段の体重は140ポンド台で、150ポンド近くでした。年齢を重ねて、さらに大きくなっただけです」と、階級を上げる事を全く気にしていない。
「フォスターとの試合は正直わからない。彼の試合を徹底的に分析したわけではないけど、トレーナーからの話を聞いても厳しい試合にはならないだろうと考えている。彼のスタイルは分かっている。何度も対戦してきたスタイルだ。俺はそのスタイルで戦える。彼の戦い方を真似ることも可能だ。才能があれば簡単なスタイルだからな。まあ、そういうものだ。10月25日に彼がどう出てくるか見て、その場で対応するだけさ」(フルトン)。
そして、3階級制覇達成した後、キャリアを終える前にやらなければならない事は、「井上との再戦だ」と、モンスターへのリベンジに闘志を燃やしている。