WBO世界ライトフライ級15位アサエル・ビジャール(パナマ)=21勝(15KO)4敗4分=と、同級14位尾崎優日(大成)=8戦全勝(6KO)=選手による、WBO世界同級挑戦者決定戦が、10月3日(日本時間4日)に米・ニューヨーク州ナイアガラ・フォールズのセネカ・ナイアガラ・イベンツ・センターで開催される、オールスター・ボクシング興行で行われる事を、パナマ側が発表。

ビジャールは3月13日に東京・両国国技館で岩田翔吉(帝拳)=13勝(9KO)2敗=選手を12回判定で破り、WBO王座を獲得したレネ・サンティアゴ(プエルトリコ)=14勝(9KO)4敗=の初防衛戦相手として名前があがり、9月27日(日本時間28日)に米・フロリダ州キシミーで開催されるPro Box・プロモーション興行で、同級15位アサエル・ビジャール(パナマ)=21勝(15KO)4敗4分=を挑戦者に迎え行われる事が伝えられていたが、発表されたカードにサンティアゴvsビジャールは含まれていなかった。

Rene Santiago vs. Azael Villar

V1戦が宙に浮いた形となったサンティアゴは、8月1日(日本時間2日)にベネズエラ・カラカスのポリエドロ・デ・カラカスで、WBC世界ライトフライ級王者パンヤ・プラダブスリ(タイ)=44勝(27KO)3敗=を5回KOで破り王者となった、カルロス・カニサレス(ベネズエラ)=28勝(20KO)3敗1分=からの対戦呼びかけに対し、「明日、契約書を送ってくれ。勇気を持て。俺は108ポンド級の世界チャンピオンなら誰とでも統一戦をする準備ができている」と即座に反応し、対戦に応じる構えを見せている。

オールスター・ボクシングのティト・サバラJrは、サンティアゴとプロモート契約を締結しているが、岩田選手の米国でのプロデビュー戦をサポートする等、TEIKEN・プロモーションの本田明彦代表との関係は長く、信頼関係も厚い。

Shokichi Iwata

15位のビジャールが14位の尾崎選手と挑戦者決定戦というのはおかしいが、サンティアゴとの対戦契約がなされていたならば、それに代わるカードとして行われる事は大いにあり得そう。

サンティアゴはWBC王者カニサレスとの対戦を望み、それが実現しない場合は、日本に行きWBA王者高見亨介(帝拳)=10戦全勝(8KO)=選手と対戦する用意がある事もアピールしており、次戦は王座統一戦となる可能性が高いと見るが、果たしてどうなるか。今後の動向に注目。