WBA世界ライト級1位、IBF3位にランクされるフロイド・スコフィールド(米)=19戦全勝(13KO)=が、11月8日(日本時間9日)に米・テキサス州フォートワースのディッキーズ・アリーナで開催される、WBC世界スーパーウェルター級暫定王者バージル・オルティスJr(米)=23戦全勝(21KO)=に、同級5位エリクソン・ルビン(米)=27勝(19KO)2敗=が挑むタイトル戦をメインとする、DAZN放映のゴールデン・ボーイ・プロモーション興行へ出場する事が決定。

元IBF世界スーパーフェザー級&WBC世界ライト級暫定王者のジョセフ・ディアスJr(米)=34勝(15KO)8敗1分=と対戦する。両者は昨年3月に対戦同意が伝えられたが実現せず、1年越しの対戦となる。

スコフィールドは6月28日(日本時間29日)に米・カリフォルニア州アナハイムのホンダ・センターで行われた、WBA北米大陸ライト級王座決定戦で、元IBF世界スーパーフェザー級王者テビン・ファーマー(米)=33勝(8KO)9敗1分1NC=を初回僅か78秒でKO。

一方のディアスJrは、8月2日(日本時間3日)、米・イリノイ州シカゴのイリノイ大学シカゴ校のクレジット・ユニオン・ワン・アリーナで、元WBA、WBC世界スーパーライト級王者レジス・プログレイス(米)=30勝(24KO)3敗=と対戦。4回、偶然のバッティングにより左目じりをカットしたディアスJrは、ダメージングヒット数では上回ったが、94-96、94-96、92-98の判定負け。再起戦で世界1位と対戦する事になった。

Darius Fulghum vs. Bektemir Melikuziev

他に発表されたカードは、WBA世界スーパーミドル級6位ダリウス・フルガム(米)=14勝(12KO)1敗=と、元世界ランカー、デビッド・スティーブンス(米)=15勝(10KO)2敗=の10回戦。フルガムは5月30日(日本時間31日)に米・ラスベガスのヴァージン・ホテルズ・ラスベガスで行われた、WBA世界スーパーミドル級挑戦者決定戦で、ベクテミル・メリクジエフ(ウズベキスタン)=15勝(10KO)1敗=に12回判定で敗れて以来の再起戦。

メリクジエフ戦は壮絶な打撃戦となったが、ほぼ互角で迎えた最終ラウンド、フルガムは痛恨のダウン。112-114×3の判定を失い初黒星。スティーブンスは昨年11月にメリクジエフと対戦し、116-112、111-117、110-118のスプリット判定負け。しかし、今年6月の再起戦ではペトル・カムコフ(ロシア)=13勝(6KO)1敗=を判定で破っている。

パリ五輪代表からプロ転向。これまで4戦全勝(4KO)のレコードを持つヘビー級のジョシュア・エドワーズ(米)は、ゼノ・ヴォリス(米)=5勝(5KO)1敗=と対戦する。

デービス戦から復帰のマーティンは元2階級制覇王者バルテレミーと対戦

Frank Martin vs Rances Barthelemy

昨年6月15日(日本時間16日)に米・ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで、ジェルボンテ・デービス(米)=30勝(28KO)無敗1分=が保持するWBA世界ライト級王座に挑み、8回KO負けを喫したフランク・マーティン(米)=18勝(12KO)1敗=の再起戦が決定。

10月25日(日本時間26日)に米・ラスベガスのMGMグランドで行われる、WBC世界スーパーウェルター級王者セバスチャン・フンドラ(米)=23勝(15KO)1敗1分=に、元WBC世界ウェルター級&WBAスーパー王者で、同級3位にランクされるキース・サーマン(米)=31勝(23KO)1敗1NC=が挑むタイトル戦をメインとする、プレミア・ボクシング・チャンピオンズ興行で、元IBF世界スーパーフェザー級、ライト級王者ランセス・バルテレミー(キューバ)=30勝(15KO)3敗1分=と対戦する。

デービス戦でのマーティンは持ち前のスピードを駆使し、序盤戦こそうまく戦ったが、デービスのパワーとパンチ力の前に屈した。階級を上げての再起戦となる。

39歳のバルテレミーは昨年4月27日(日本時間28日)に米・カリフォルニア州フレズノのセーブマート・アリーナで、元WBO、WBC世界スーパーライト級王者ホセ・カルロス・ラミレス(米)=28勝(18KO)1敗=と対戦。3回にはラミレスをダウン寸前に追い込んだが、その後は失速。大差の判定で敗れている。