9月20日(日本時間21日)、米・カリフォルニア州インディオのファンタジー・スプリングス・リゾート・カジノで開催された、ゴールデン・ボーイ・プロモーション興行の共同メイン。女子世界フライ級4団体統一タイトルマッチ。王者ガブリエラ・フンドラ(米)=16戦全勝(8KO)=に、WBO世界同級1位、IBF4位、WBA8位、WBC11位のアレクサス・クビッキー(カナダ)=13勝(2KO)1敗=が挑んだタイトル戦は、フンドラが7回KO勝ち。

初回、身長175センチの長身サウスポー、フンドラに対し、クビッキー右ストレートを伸ばし積極的にアタック。フンドラは左ストレート、右フックで迎え撃った。2回、フンドラは左ストレートを打ち下ろし、右フックをねじ込み連打で攻勢。フンドラの長いリーチの前にクビッキーは容易に接近出来ない。

3回、クビッキーが思い切って放った右ストレートがフンドラを捕らえるが、フンドラはすかさず左ストレートを返し、右フック、左ボディアッパーと連打。4回、ロングレンジから左ストレート、右フックを放つフンドラに対し、クビッキーは臆せず距離を詰め前進。右ストレートから左フックを放つが届かない。

5回、クビッキーが前進。フンドラのボディを狙う。しかし、フンドラも譲らず打ち返し、終盤は頭を付け左右アッパーをボディに打ち込んだ。6回、フンドラの右フック、左ストレートがクビッキーにヒット。しかし、クビッキーは下がらず右ストレート、左フックで応戦。

Gabriela Fundora vs. Alexas Kubicki

7回、開始早々、右目下が腫れたクビッキーにドクターチェックが入るがここは続行。クビッキーは打って出たが、フンドラの左ストレートが決まり、さらに右フック、左ストレートと連打が決まるとレイ・コロナ(米)主審は試合をストップ。勇敢に戦ったクビッキーだったが、フンドラは動じず、万全の強さを見せつけた。

2023年世界選手権ライトウェルター級金メダリストのルスラン・アブドゥラエフ(ウズベキスタン・141.5ポンド)=2戦全勝(1KO)=と、ケビン・ジョンソン(米・140ポンド)=12勝(8KO)7敗=の8回戦は、アブドゥラエフが判定勝ち。序盤から攻勢に出たアブドゥラエフは最後まで攻め続けたが、5連敗中とはいえこれまで一度もKO負けのないジョンソンを窮地に陥れる事は出来ずに試合終了ゴングを聞いた。スコアは80-72、79-73、79-73。