9月13日(日本時間14日)に米・ラスベガスのアレジアント・スタジアムで、サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=63勝(39KO)3敗2分=を12回判定で破り、4団体統一世界スーパーミドル級王者となったテレンス・クロフォード(米)=42戦全勝(31KO)=のミドル級制覇への道が前進しつつある。
5階級制覇王者となったクロフォードは、男子選手としては史上初の3階級での4団体王座統一を達成。カネロ戦後、「すぐにジムに戻る」事を公言した後、6階級制覇と4階級での4団体王座統一を目指し、世界ミドル級王座獲得を目指す考えを示唆していた。
これに応えるかのようにWBO&IBF世界ミドル級王者ジャニベック・アリムカヌウェ(カザフスタン)=17戦全勝(12KO)=は、「次の対戦相手は、テレンス・クロフォードだ」とSNS上で明言。

アリムカヌウェは4月5日(日本時間6日)にカザフスタン・アスタナのバリス・アリーナで行われた地元凱防衛戦で、IBF7位、WBO13位のアナウエル・ンガミセンゲ(フランス)=14勝(9KO)1敗=を全く寄せ付けず、初回からダウンを奪い5回TKO勝ち。WBO王座4度目、IBF王座は2度目の防衛に成功。
32歳のアリムカヌウェは、以前からビッグマッチを希望。最近までWBC世界同級王者カルロス・アダメス(ドミニカ)=24勝(18KO)1敗1分=との王座統一戦交渉が進み、対戦は事実上決定とまでいわれていたが、今週に入りこの計画は頓挫。交渉は打ち切られたばかりだった。
引退したワシル・ロマチェンコ、オレクサンドル・ウシクらと同じく、エギス・クリマス(リトアニア出身、米在住)によりマネージメントされる、アリムカヌウェは身長、リーチ共に182センチのサウスポー。37歳のクロフォードは身長175センチ、リーチ191センチ。サウスポー同士の対戦は見ごたえある戦いとなりそうです。今後の動向に注目。