11月22日(日本時間23日)にサウジアラビア・リヤドのANB・アリーナで対戦が決まっていた、元4団体統一世界ライトヘビー級王者でWBA、WBC、WBO世界同級1位、IBF3位にランクされるアルツール・ベテルビエフ(ロシア→カナダ)=21勝(20KO)1敗=と、デオン・ニコルソン(米)=22勝(18KO)1敗=の一戦はキャンセルされた。
ニコルソンが明らかにしたもので、自身の次戦に付いてはすぐに別の相手との行動に移すと宣言。べテルビエフは昨日まで元気にトレーニングする動画がアップされており、今のところ何があったのかは不明。
40歳のべテルビエフは、WBO、IBF世界ライトヘビー級&WBAスーパー同級王者ドミトリー・ビボル(ロシア)=24勝(12KO)1敗=との3度目の対戦話があり対戦同意が伝えられていたが、いくら待てどスケジュールは具体化せず、8月に入りアクティブに戦う事を選択。元WBCヘビー級王者デオンテイ・ワイルダーと親しい、米・アラバマ州タスカルーサ出身のキャリア9年、34歳のニコルソンとの対戦が決まっていた。

同日のメインイベントに出場するWBC世界ライトヘビー級王者デビッド・べナビデス(米)=30戦全勝(24KO)=は、同級4位アンソニー・ヤード(英)=27勝(24KO)3敗=の挑戦を受けるが、最近になり「べテルビエフからのオファーがあれば、受けていただろう。彼はビボルとの対戦契約があると聞いていたから、私にはどうする事も出来なかった。来年後半にベテルビエフとの試合が実現するといいね」と語り、べテルビエフとの対戦に前向きな姿勢を見せていた矢先だった。
べナビデスとの揃い踏みが対戦実現への布石になると見られていたが、キャリアの中断が長くなるのは痛い。べテルビエフは来年1月21日には41歳の誕生日を迎える。いったい何があったのか、詳細が待たれます。