WBA世界バンタム級休養王者の堤聖也(角海老宝石)=12勝(8KO)無敗3分=選手の復帰戦相手が、現在、同級暫定王者に認定されるノニト・ドネア(フィリピン)=43勝(28KO)8敗=になった事が伝えられている。堤選手は12月17日に東京で復帰戦を予定。当初、同級レギュラー王者アントニオ・バルガス(米)=19勝(11KO)1敗1NC=が対戦相手に予定されていたが、バルガスは5年間がんと闘っていた母親が亡くなったために、準備が整わずこの対戦を辞退。
バルガスのリング復帰は2026年の春になる見込みで、バルガスに変わりドネアがレギュラー王者に昇格し、堤選手と対戦する。
堤選手の復帰戦はバルガスのアクシデントによりまさかの展開になったが、ドネアは対戦に同意。WBAの承認を待ちレギュラー王者として日本のリングに登場する事になる。
同日はトリプルタイトル戦となり、WBA世界ライトフライ級レギュラー王者高見亨介(帝拳)=10戦全勝(8KO)=選手は、王座獲得第一戦でWBO世界同級王者レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)=14勝(9KO)4敗=との王座統一戦に臨む。

サンティアゴは3月13日に東京・両国国技館で、高見選手の兄弟子岩田翔吉(帝拳)=13勝(9KO)2敗=選手を12回判定で破り王座を獲得。自信満々で王座統一戦に名乗りをあげていた。
WBO世界フライ級王者アンソニー・オラスクアガ(米)=10勝(7KO)1敗=は、同級13位飯村樹輝弥(角海老宝石)=9勝(2KO)1敗=選手を挑戦者に迎え、4度目の防衛戦を行う。
オラスクアガは9月11日(日本時間12日)に米・ラスベガスのフォンテインブルーで、同級1位の指名挑戦者フアン・カルロス・カマチョJr(プエルトリコ)=19勝(8KO)2敗1NC=をまるで問題とせず、2回KOで破り3度目の防衛に成功した後、WBA、WBC世界同級王者リカルド・サンドバル(米)=27勝(18KO)2敗=との王座統一戦を希望していたが、こちらは先送りとなった。正式発表が待たれます。
