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11月14日(日本時間15日)に米・フロリダ州マイアミのマイアミのカセヤ・センターで開催が決っている、WBA世界ライト級王者ジェルボンテ・デービス(米)=30勝(28KO)無敗1分=と、人気YouTuberで、WBA世界クルーザー級14位のジェイク・ポール(米)=12勝(7KO)1敗=による195ポンド契約、12オンスグローブ使用のエキシビションマッチ10回戦が、対戦相手の変更と延期の可能性が取り沙汰されている。

デービスは元ガールフレンドのコートニー・ロッセルから、暴行、加重暴行、不法監禁、誘拐、および意図的な精神的苦痛を与えたとして告発され、新たに民事訴訟を提起された。被害者女性側の弁護士の一人であるジェフリー・チュクウマ氏は、10月28日(日本時間29日)付けで、マイアミ・ガーデンズ警察署へ報告書を提出。弁護士らは、陪審裁判の請求とともに、賠償的損害賠償および懲罰的損害賠償を求めている。

プロモータのポールが主導するモスト・バリュアブル・プロモーション(MVP)は、デービスの代わりの対戦相手を模索。その中には元WBC世界ライト級暫定王者ライアン・ガルシア(米)=24勝(20KO)2敗1NC=も含まれていたが、ガルシアのプロモーター、オスカー・デラホーヤは、ゴールデン・ボーイ・プロモーションはDAZNと契約しており、Netflixにより放映されるMVP興行への出場はあり得ないと断言。

Gervonta Davis
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他にも階級を超え幾多の有名ボクサーの名前がデービスの代役として挙がっているが、総合格闘家のネイト・ディアス(米)と、元UFC王者で元WBC世界ヘビー級10位のフランシス・ガヌー(カメルーン)=2敗=の名前が大きく取り上げられている

また、今週初めの段階で同興行のチケットは約7割程度しか売れておらず、デービスの代役探しと共に興行の延期もささやかれている。

MVPは「デービスに対して民事訴訟が提起されたことを知り、直ちに調査を開始しました。現時点では、あらゆる決定が徹底的に精査されるように、情報を収集し、詳細を検討しています。当社は、あらゆる形態の暴力を断固として非難し、関係者全員に対する敬意を払い、この件に真摯に対処することをお約束します。」との声明を発表。

Jake Paul
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ポールは豪華なスパーリングパートナーを呼び寄せ、デービスとの対戦に備えていたが、デービスとの対戦はあり得ない状況となった。

本日の段階では、「審査を完了し、関係者と協議した上で、今後の対応を決定いたします。それまでは、これ以上のコメントは差し控えます。」としている。

アンダーカードにはWBA世界スーパーライト級1位平岡アンディ(大橋)=24戦全勝(19KO)=選手が、WBA世界同級王者ゲイリー・アントゥアン・ラッセル(米)=18勝(17KO)1敗=の持つ王座に挑戦するタイトル戦も組み込まれており、今後の動向が大いに注目される。

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