WBC世界ウェルター級王者マリオ・バリオス(米)=29勝(18KO)2敗2分=に、元WBC世界ライト級暫定王者ライアン・ガルシア(米)=24勝(20KO)2敗1NC=が挑むタイトル戦が、2026年「第1四半期」への開催に向け交渉は最終過程にあり、契約へ近づいている事が明かにされた。
バリオスは7月19日(日本時間20日)に米・ラスベガスのMGMグランドで、46歳の元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)=62勝(39KO)8敗3分=との防衛戦で12回引き分け。昨年11月15日(日本時間16日)のアベル・ラモス(米)=28勝(22KO)6敗3分=戦に続く、連続引き分け防衛を記録。
バリオスとパッキャオの再戦も取り沙汰されたが、パッキャオ陣営は地味なバリオスとの再戦には興味を示さず、お金になるパッキャオとの再戦を歓迎していたバリオスは、その後、目立った対戦話がなかった。
ここ数年、SNSの世界で名を馳せているガルシアは、5月2日(日本時間3日)に米・ニューヨークで行われた、WBA世界ウェルター級レギュラー王座決定戦で、予想有利りと見られながらロランド・ロメロ(米)=17勝(13KO)2敗=に判定負け。派手なパフォーマンスとは裏腹に、試合後は涙にくれていた。
ネームバリューがあり世界タイトルが欲しいガルシアにとっては、願ってもないチャンスチとなるが、バリオス戦を落とせば、その魅力は一気に下降する事になる。正念場となる戦いとなろう。
