元WBA世界フェザー級王者リー・ウッド(英)=28勝(17KO)4敗=と、元IBF世界同級王者ジョシュ・ワーリントン(英)=32勝(8KO)4敗1分=の再戦が、来年2月21日(日本時間22日)の開催に向け準備されている。

両者は2023年10月7日(日本時間8日)に英・シェフィールドのシェフィールド・・アリーナで対戦。6回までリードを保っていたワーリントンは、迎えた第7ラウンド終了間際、サウスポーにスイッチしたウッドの右フックをカウンターで喰らい大きくグラつく。

ウッドが追撃の右フック、左ストレートを打ち込むとワーリントンは後ろ倒しにダウン。何とか立ち上がり、ふらつきながら自コーナーへ向いカウントを聞いたが、背を向けたままで、マイケル・アレクサンダー(英)主審は試合をストップした。

Josh Warrington vs. Leigh Wood

マッチルーム・ボクシングのエディ・ハーンは、両者の再戦を、昨年5月18日(日本時間19日)に英・ノッティンガムのサッカー場、シティ・グラウンド(約3万人収容)で実現させたいと宣言。再戦交渉は最終同意に近づいていると言われていたが計画は頓挫。

WBA世界フェザー級王座を返上していたウッドの、故郷ノッティンガムのシティ・グラウンドで戦うという、長年の夢は実現されなかった。

フリーエージェントとなったウッドは1年7ヶ月の時間を空け、5月10日(日本時間11日)に英・ノッティンガムのノッティンガム・アリーナで開催された、クイーンズベリー・プロモーション興行で、IBF世界スーパーフェザー級王座を返上したアンソニー・カカス(アイルランド)=23勝(8KO)1敗=が保持する、IBO世界同級王座に挑んだが、9回2分15秒TKO負け。

一方のワーリントンはウッドに敗れた後、2024年9月に行われた再起戦で、カカスに12回判定負け。今年4月にアサド・アシフ・カーン(インド)=22勝(7KO)7敗1分1NC=を10回判定で破り、3試合ぶり、約3年1ヶ月の白星を挙げている。

37歳ウッドと、34歳ワーリントンによる、旬を過ぎた感のある生き残り対決。英国でどれほどの歓心を集めるかに注目したい。