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12月20日(日本時間21日)、メキシコ・ティファナで開催されたサンフェル・プロモーション興行のメインイベント。WBO世界バンタム級5位、WBC世界スーパーフライ級7位にランクされるアルジ・コルテス(メキシコ)=28勝(11KO)4敗2分=と、WBC世界スーパーフライ級14位ヤヒル・フランク(メキシコ)=17勝(12KO)1敗=のスーパーフライ級10回戦は、初回8秒フランクがKO勝ち。
試合開始直後3秒で放たれたフランクのオープニングショットである左フックがコルテスを直撃。仰向けに倒れたコルテスのダメージは甚大で、レフェリーカウント開始直後に試合をストップ。試合開始から僅か8秒でフランクがKO勝利を飾った。後、公式記録は14秒と発表されている。
まさに衝撃的な一撃。試合開始のゴングが鳴り、リングサイドの観衆、関係者の中にもよそ見をしておしゃべりする姿が見られる中、フランクの左フックがドンピシャのタイミングでコルテスの顎に炸裂。倒れたコルテスは信じられないと言った表情を見せ、意識はあるようだが足は膠着。しばらく立ち上がる事が出来なかった。

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31歳のコルテスは2023年9月18日に東京・有明アリーナで、中谷潤人(M・T)=31戦全勝(21KO)=選手が保持していたWBO世界スーパーフライ級王座に挑み12回判定負けを喫して以来、3連勝(1KO)中。これまでKOされた事はなく、中谷選手との試合でもタフネスぶりを見せていた。
一方、23歳のフランクは昨年10月12日(日本時間13日)にメキシコ・エルモシージョで、現在IBF5位、WBC6位、WBO12位にランクされるジェイアール・ラキネル(フィリピン)=18勝(14KO)2敗1分=に12回判定負けで初黒星を喫して以来の再起戦だった。
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