1月10日(日本時間11日)、ドイツ・オーバーハウゼンのルドルフ・ウェーバー・アリーナで開催された、クイーンズベリー・プロモーション&トップランク&ゴールドスター興行のメインイベント。WBC世界ヘビー級暫定王座戦。王者アジット・カバイエル(ドイツ)=26戦全勝(18KO)=に、同級20位ダミアン・クニバ(ポーランド)=17戦全勝(11KO)=が挑んだ一戦は、カバイエルが3回TKO勝ち。
カバイエルの初防衛戦は大人気でチケットは瞬く間に完売され、約1万3千人収容の会場はカバイエルファンで埋まった。米・ニュージャージー州に住む29歳の挑戦者クニーバはトップランクと契約。これまで10回戦の経験が2度しかないが挑戦者に抜擢された。
大歓声が響き渡る中開始された試合は、身長で10センチ上回るクニバに対し、カバイエルは左フックを強振し肉薄。クニバはジャブを伸ばし、右ストレート,右アッパーで応戦。クニバのパンチを喰いながらもカバイエルは強引に前進した。
2回、クニバは動いて右ストレート、アッパー。カバイエルは左フックを上下に打ち込み前進。3回、クニバはジャブを多用。強引に出るカバイエルは右ストレートを決め、左ボディをヒット。クニバは巨体をグラつかせながらもこらえ、ジャブ、右ストレートで反撃の姿勢を見せる。

しかし、お構いなしに前に出るカバイエルはクニバの肩越しに右ストレートを再三打ち込み攻勢。マーク・ライソン(英)主審はクニバの顔を覗き込みながらストップのタイミングを見計らう。カバイエルの右ストレートが追い打ちされ、クニバが前かがみになると、これまでと見たライソン主審は試合を停止した。
カバイエルが強引なKO劇で、昨年2月22日(日本時間23日)にサウジアラビア・リヤドでの王座決定戦で、チャン・ツィーレイ(中国)=27勝(22KO)3敗1分=を6回KOで破り獲得した王座の初防衛に成功。ビッグネームとの対戦が期待される。
