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1月10日(日本時間11日)、米・ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで開催された、フレッシュ・プロダクション興行のメインイベント。WBC世界スーパーライト級タイトルマッチ。王者スブリエル・マティアス(プエルトリコ)=23勝(22KO)2敗=に、同級1位ダルトン・スミス(英)=17戦全勝(13KO)=が挑んだ指名戦は、スミスが5回TKO勝ち。

立ち上がり、スミスはジャブ、右ストレートで先制。距離を詰めて出るが仕掛けないマティアスに右アッパーをヒット。2回になると打ち気に出たマティアスとスミスは激しく打ち合う。3回、マティアスの左フックでスミスがのけぞる。4回、スミスは右ストレート、左フックで強打のマティアスと正面からの打ち合いを挑むが、マティアスも左フック、右アッパーと返し激しい打撃戦。

5回、まれにみる打撃戦となった試合は壮絶な打ち合いを展開。マティアスの強打にスミスは全くひるまず前進し左ボディをヒット。さらに連打から左フックを決めるが、マティアスも左フックで応戦。強打の応酬となったが、スミスのワン・ツー連打でマティアスはグラり、続く右オーバーハンドが決まるとマティアスはキャンバスへ落下。

Subriel Matias vs. Dalton Smith
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何とか立ち上がったが、足元はふらつきレフェリーは試合続行を認めなかった。スミスが頑強なボクシングでマティアスを粉砕し、王座を強奪。心と体の強さを見せつけた。新王者スミスは前王者で同級2位のアルベルト・プエジョ(ドミニカ)=24勝(10KO)1敗=との対戦を義務付けられている。

この試合の興行権はフレッシュ・プロダクションが190万ドル(約2億8千213万円)で、スミス擁するエディ・ハーンのマッチルーム・ボクシングの171万ドル(約2億5千390万円)を抑え落札に成功。試合前、一度はハーンと契約を締結した事があるマティアスは、あからさまにハーンを非難し険悪なムードの中で行われた。

セミファイナル。元IBF世界バンタム王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)=22勝(13KO)3敗1NC=と、元WBC米国フライ級王者フェルナンド・ディアス(米)=16勝(6KO)6敗1分=のバンタム級10回戦は、ロドリゲスが判定勝ち。スコアは99-90、99-90、97-92。初回、左フックでダウンを奪ったロドリゲスは、危なげない試合運びで粘るディアスに付け入る隙を与えなかった。

Emmanuel Rodriguez
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33歳のロドリゲスは2024年5月4日にエディオン・アリーナ大阪で、西田凌佑(六島)=10勝(2KO)1敗=選手に12回判定で敗れ、世界王座を失って以来の再起戦に勝利。

この試合から新しくトレーナーとして迎え入れた、元WBO世界スーパーフェザー級王者ローマン・”ロッキー”・マルティネス(プエルトリコ)とのコンビで、世界王座返り咲きを目指す。

バンタム級10回戦。元世界挑戦者ジェイビエール・シントロン(プエルトリコ)=13勝(6KO)1敗1NC=と、元WBCインターナショナル・シルバー・スーパーフライ級王者ビクター・サンドバル(メキシコ)=38勝(24KO)5敗=の一戦は、シントロンが激しい打撃戦を制し初回2分40秒TKO勝ち。

Jeyvier Cintron vs. Victor Efrain Sandoval
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開始1分、サンドバルの右オーバーハンド、左フックでサウスポーのシントロンがダウン。サンドバルはフィニッシュを狙い強打を振り回すが、シントロンの右フックを喰い倒し返される。再開後、シントロンの右アッパーでサンドバルは2度目のダウン。ここも立ったが、シントロンの攻勢の前に3度目のダウン。試合は再開されたが、シントロンが連打で追い込みサンドバルが四たびキャンバスへ落下すると、ノーカウントで試合はストップされた。

30歳のシントロンは2019年大晦日に東京・大田区総合体育館で、井岡一翔(志成)=32勝(17KO)4敗1分=選手が保持していたWBO世界スーパーフライ級王座に挑戦し12回判定負けを喫した後リングを離れるが、2024年6月に再起。

同年11月にはラシブ・マルティネス(メキシコ)=24勝(12KO)5敗1分=を10回判定で破り、WBOインターナショナル・バンタム級王座を獲得し、世界ランクにも復活したが、昨年はケガで試合出場がなかった。

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