IBF世界フライ級挑戦者決定戦は、元IBF世界ライトフライ級王者で同級3位(1,2位は空位)にランクされるフェリックス・アルバラード=38勝(33KO)3敗=と、WBC1位で同級6位のアンヘル・アヤラ(メキシコ)=16戦全勝(7KO)=の組み合わせで、10月14日(日本時間15日)にメキシコ・メリダで開催される事が決定。

アルバラードはクリストファー・ロサレス(ニカラグア)との挑戦者決定戦が指令され、入札によりMPプロモーション&M&Rボクシングが2,500ドルで興行権を落札したが、ロサレスは1500ドルの報酬が少なすぎるとして撤退。4位ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)=18勝(11KO)2敗1分=選手は、WBA1位で王者アルテム・ダラキャン(ウクライナ)=22戦全勝(15KO)=との指名戦を指令され、9月8日(日本時間9日)に入札が予定されている。

5位デイブ・アポリナリオ(比)=18戦全勝(13KO)は大橋プロモーションと契約を締結。アルバラードとの対戦を回避し、8月30日、東京・後楽園ホールでWBA9位ブライアン・モシニョス(メキシコ)=23勝(5KO)5敗=と対戦する事が決まっていた中、最新ランキングで6位にランクされたアヤラがアルバラードと対戦する事になった。

23歳のアヤラは昨年4月、メキシコ・メテペックで当時WBC1位にランクされていたロサレスとのWBC挑戦者決定戦で、激しい打撃戦を制し116-112、116-111、120-107の判定勝ち。現在はWBC1位にランクされているが、WBC王座は王者フリオ・セサール・マルティネス(メキシコ)=20勝(15KO)2敗2NC=と、暫定王者マクウィリアムス・アローヨ(プエルトリコ)=21勝(16KO)4敗1NC=による王座統一戦が予定されながら、決まらない状況が続いている。