元WBO世界スーパーフェザー級王者ジャメル・ヘリング(米)=23勝(11KO)4敗=が、11月7日(日本時間8日)に米・ニューヨークのエジソン・ボールルームで開催される、米陸軍士官学校が後援するプロ・アマ興行でリング復帰が決定。米・ニューヨーク州ロックビル・センター出身のヘリングは、元アメリカ海兵隊所属で、11月11日(日本時間12日)の退役軍人の日に合わせた興行で、約1年半ぶりの再起戦となる。

対戦相手は未定だが試合はスーパーフェザー級で行われ、陣営は世界王座奪還へ向けたテストマッチと位置付けている。現在37歳、試合日には38歳となっているヘリングは、米・ラスベガスで元WBC世界バンタム級王者ウェイン・マッカラー(米)の指導の下、トレーニング・キャンプを開始。

2019年5月、伊藤雅雪(横浜光)=27勝(15KO)4敗1分=選手を12回判定で破り、世界王座を獲得したヘリングは3度の防衛に成功したが、2021年10月、シャクール・スティーブンソン(米)=20戦全勝(10KO)=に10回TKOで敗れ王座陥落。昨年5月の再起戦ではライト級に上げジャメイン・オルティス(米)=16勝(8KO)1敗1分=と対戦したが、10回判定負けで再起に失敗。引退を表明していた。