タイソン・フューリー(英)=36勝(25KO)2敗1分=は自身のSNSで、11月20日(日本時間21日)に米・ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで計画されている、アンソニー・ジョシュア(英)=30勝(27KO)4敗=との対戦が中止になったと投稿。オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)=24戦全勝(15KO)=に対し、11月に戦わないかと呼び掛けている。
フューリーvsウシクは英国での対戦契約が締結された後、サウジアラビアの企業SELAと、TKOボクシング(UFCのダナ・ホワイトCEO、WWEのニック・カーン会長、サウジアラビアのボクシング・フィナンシャーのトゥルキ・アラルシク大臣が設立)が運営する、TKOグループ・ホールディングス社、および試合を放映するNetflixは、ニューヨークでの開催を希望。
これに猛反発するエディ・ハーンに対し、Netflixはカードの予告編ともいえる動画を放映。圧力を強めた。その後、ハーンはニューヨーク開催の条件として、ジョシュアが英国から米国への開催地移転による税金の不足分を補うための報酬増額を要求。
併せて過去のイベントでのジョシュア及びマッチルーム対する未払い金銭の支払いを請求。これには7月25日(日本時間26日)にサウジアラビア・ジェッダで行われた、クリスティアン・プレンガ(アルバニア)=20勝(20KO)2敗=戦でのジョシュアの残りのファイトマネーも含まれている。

しかし、これに対する回答がなされないまま、TKO側はジョシュアに直接接触。高額な金銭を提示し90分以内に決断を迫った事実が昨日、ハーンにより明らかにされた。これに怒ったハーンはTKO側に法的書蘭を送付し抗議。また、ハーンはウェンベリー・スタジアムでの深夜の試合開催実現へ向け、ロンドン市長サディク・カーン氏の全面的支援を受ける事に成功。60%の確率で英国で開催される可能性があるとしている。
試合決定を待ち切れないフューリーは、ジョシュアやハーンを罵り、「逃げずに戦え」と迫っていたが、自らが設定したリミットは超えていた。フューリーが対戦を呼びかけたウシクは、自らの引退試合「ラストダンス」の対戦相手に元WBC世界同級王者のデオンテイ・ワイルダー(米)=45勝(43KO)4敗1分=を指名。
ズッファ・ボクシング興行で来春の実現が有力視されている。しかし、最近になりウシクは「残りは2試合」と計画変更ともとれる発言をしており、こちらの動向も注目される。
