9月23日(日本時間24日)、英・ウェンブリーのOVO・アリーナで開催された、クイーンズベリー・プロモーション興行のセミファイナル。WBA世界ライトヘビー級3位、WBC4位、IBF8位、WBO9位アンソニー・ヤード(英)=23勝(22KO)3敗=と、ホルヘ・シルバ(ポルトガル)=22勝(12KO)8敗=のライトヘビー級10回戦は、ヤードが第2ラウンド、2度のダウンを奪ってあっさり2分7秒KO勝ち。2日前に代打出場が決まった40歳のシルバは、ヤードの右強打の前に全く何も出来なかった。

ヤードは1月にWBC、WBO、IBF世界ライトヘビー級王者アルツール・ベテルビエフ(ロシア→カナダ)=19戦全勝(19KO)=の持つ王座に挑み、8回TKO負けを喫して以来の再起戦に勝利。

昨年11月、ジョン・ライダー(英)=32勝(18KO)6敗=とのWBO世界スーパーミドル級暫定王座決定戦に敗れた、元WBO1位ザック・パーカー(英)=22勝(16KO)1敗=が、再起戦でハリド・グレイディア(フランス)=10勝(2KO)12敗4分=とグローブを交えた10回戦は、パーカーが7回終了TKO勝ち。

ヘビー級6回戦。18歳のサウスポー、モーゼス・イタウマ(英)=4戦全勝(2KO)=は、アミーヌ・ブチェッタ(ベルギー)=7勝8敗=に初回1分33秒KO勝ち。左アッパーでダウンを奪ったイタウマは、再開後、一気の連打で猛攻。ブチェッタがキャンバスへ崩れ落ちると、レフェリーストップとなった。