10月14日(日本時間15日)、メキシコ・メリダのポリフォルム・ザムナで開催された、サンフェル・プロモーション&ゴールデン・ボーイ・プロモーション共催興行のメインカード。元WBO世界スーパーフェザー級暫定、WBC世界同級王者ミゲル・ベルチェルト(メキシコ)=38勝(34KO)3敗=の約1年7ヶ月ぶりの再起戦。ディエゴ・ルイス(アルゼンチン)=24勝(12KO)7敗1分=とのライト級10回戦は、ベルチェルトが2回終了TKO勝ち。
試合は前進するベルチェルトが左ジャブから右ストレート、左フックを上下に打ち分けルイスに肉薄。第2ラウンドも同じような形で進んだが、ラウンド終了後、右手を痛めたルイスは棄権。3回開始のゴングに応じなかった。2021年2月にオスカル・バルデス(メキシコ)に10回KO負けを喫し、WBC王座を失った後、2022年3月にはジェレミア・ナカティラ(ナミビア)=23勝(19KO)3敗=に6回終了TKOで敗れ、2連敗中だったベルチェルトは、約3年4ヶ月ぶりの勝利に喜びを爆発させたが、スピード、パンチの切れ共に今一つの印象で、復調ぶりを確認するのは次の試合となる。