12月2日(日本時間3日)、米・テキサス州ヒューストンで開催された、ゴールデン・ボーイ・プロモーション興行のセミファイナル。WBAインターナショナル・ライト級戦。王者でWBA5位のフロイド・スコフィールド(米)=15戦全勝(11KO)=に、挑戦者リカルド・トーレス(メキシコ)=17勝(12KO)7敗3分1NC =が挑んだ一戦は、スコフィールドが初回1分51秒TKO勝ち。
試合が開始されると、低い姿勢から大きな右フックでスコフィールドに迫ったトーレスだが、スピードの差は歴然。スコフィールドは速くて切れのあるパンチで、立て続けに4度のダウンを奪い、アッという間に試合を決めた。力の違いを見せつけた、21歳の俊英の今後が注目される。
WBC世界ミドル級6位、WBO8位、WBA、IBF10位シェーン・モズリーJr(米・72.3キロ)=20勝(11KO)4敗=と、ジョシュア・コンリー(米・74.2キロ)=17勝(11KO)5敗1分=のWBA米大陸王座決定戦(コンリーはオーバーウェイトで王座獲得権利なし)は、モズリーJrが第6ラウンド終了で、コンリーを棄権に追い込み王座獲得。
初回から右を上下に打ち分けたモズリーJrは、左ボディも織り交ぜコンリーにダメージを与えていく。3週間前に試合の話を受けたと言うコンリーは、左フックのカウンターが良かったが徐々に消耗。6回にはモズリーJrの右フックで上体が大きく揺れ、ダウンを逃れるのがやっと。6回が終了すると陣営は棄権を選択した。