IBF世界スーパーフェザー級王者ジョー・コルディナ(英)=17戦全勝(9KO)=の2度目の防衛戦は、同級9位アンソニー・カカス(英)=21勝(7KO)1敗=を相手に、2月17日(日本時間18日)にサウジアラビア・リヤドで開催される、タイソン・フューリーvsオレクサンドル・ウシク興行で行われる。両陣営は対戦に基本同意しており、あとは正式契約を交わすだけとなっている。
コルディナのプロモーター、マッチルーム・ボクシングのエディ・ハーンは、コルディナが2022年6月に尾川堅一(帝拳)=28勝(19KO)2敗1分1NC=選手を2回KOし、最初に世界タイトルを獲得した時から、挑戦者候補としてカカスの名前を挙げていた。
178センチの長身サウスポー、カカスは、フランク・ウォーレンのクイーンズベリー・プロモーション所属。3月22日(日本時間23日)にイタリア・ローマで、力石政法(緑)=14勝(9KO)1敗=選手と対戦する事が決まった、マイケル・マグネシ(イタリア)=23勝(13KO)1敗=とは、2022年9月に英・マンチェスターで対戦。12回判定勝ちで、マグネシが保持していたIBO世界同級王座を獲得している。
ハーンとウォーレンは互いに相反する関係で、敵対する立場にあったが、ビッグマネーが投入されるサウジアラビア興行開催実現へ向け、「過去のことは水に流そう」と歩み寄り、現在は友好的、協力関係にあり、今後も、両プロモーター傘下にある選手同士の好カード実現が期待される。