元WBC世界スーパーウェルター級暫定王者で同級3位にランクされるセバスチャン・フンドラ(米)=20勝(13KO)1敗1分=と、同級2位セルヒイ・ボハチュク(ウクライナ・米在住)=23勝(23KO)1敗=が、3月にWBC世界同級暫定王座決定戦で対戦する事が決定。ボハチュク擁する360プロモーションのトム・ロフラーは、「正確な日程と場所は近日中に発表される」としている。両者による暫定王座決定戦は、昨年11月のWBC総会で承認されていた。
フンドラは昨年4月8日(日本時間9日)に米・カリフォルニア州カーソンのディニティ・ヘルス・スポーツ・パークで行われた、暫定王座の防衛戦で、同級17位にランクされていた伏兵ブライアン・メンドーサ(米)=22勝(16KO)3敗=に、7回39秒逆転KOで敗れて以来の再起戦で、再びベルトを手に入れるチャンスを与えられた。
ボハチュクは2021年3月にブランドン・アダムス(米)=23勝(15KO)3敗=に、8回逆転TKO負けを喫し連続KO勝利がストップしたが、以後、5連続KO勝利を挙げ復調。昨年7月22日(日本時間23日)に米・カリフォルニア州サンタイネスのチャマッシュ・カジノ・リゾートで、保持していたWBC米大陸ミドル級王座を賭け、元世界挑戦者パトリック・アロティ(ガーナ)=42勝(32KO)5敗=と対戦した試合では、初回2分32秒でKO勝ち。倒し屋ぶりを見せつけた。
WBC世界同級は王者にジャーメル・チャーロ(米)=35勝(19KO)2敗1分=が君臨するが、昨年9月30日(日本時間10月1日)に米・ラスベガスで、サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=60勝(39KO)2敗1分=の持つ、4団体統一世界スーパーミドル級王座に挑んだが、全く良い所なく12回大差の判定負け。
4団体統一王者だったチャーロは、WBO王座は剥奪され、IBF王座も返上。WBA王座は1位イスラエル・マドリモフ(ウズベキスタン)=9勝(6KO)=無敗1分=と、2位マゴメド・クルバノフ(ロシア)=25戦全勝(13KO)=の一戦が、王座決定戦として行われる予定で、WBC王座も1位チャールズ・コンウェル(米)=18戦全勝(13KO)=との対戦が迫られている状況にある。