2月24日(日本時間25日)、米・フロリダ州オーランドのカリビ・ロイヤル・オーランドで開催された、マッチルーム・ボクシング興行のセミファイナル。WBA南米大陸&IBFインターナショナル・ライト級戦。王者でWBC12位、WBA&WBO&IBF15位にランクされる東京五輪ライト級金メダリストのアンディ・クルス(キューバ)=2勝(1KO)=に、挑戦者ブラヤン・サマリッパ(メキシコ)=14勝(5KO)2敗=が挑んだ一戦は、クルスが判定勝ち。スコアは100-90×3。

初回から軽快な動きでサウスポーのサマリッパに迫ったクルスは、速い左ジャブ、右ストレートを打ち込み試合の主導権を握る。3回、クルスは右ストレートを上下に散らし、サマリッパを追い込む。後手に回り後退を余儀なくされたサマリッパは、得意の打撃戦に持ち込めず苦戦。

6回、クルスは右ストレート、アッパーからの連打でサマリッパを猛攻。その後もクルスは右ストレート、アッパーを自在に上下に散らし優勢。クルスは最後まで試合をコントロールし続けたが、サマリッパもタフネスを発揮し最終ラウンド終了ゴングを聞いた。曲者相手にプロ3戦を無難にこなし、実力を示したクルスの世界王座挑戦の時が待たれます。