2階級で4団体王座統一を果たした、WBC、WBO世界ウェルター級&WBAスーパー王者テレンス・クロフォード(米)=40戦全勝(31KO)=は、WBOのスーパー王者の特権を活用し、1階級上のWBO世界スーパーウェルター級王者ティム・チュー(オーストラリア)=24戦全勝(17KO)=へ挑戦するプランが浮上。

チューは陣営がクロフォード側と試合の実現に向けた話し合いがもたれている事を明言。WBOのフランシスコ・バルカッセル会長も、クロフォードのスーパーウェルター級転向に付いて、相談を受けている事を明かし、それが近い事を示唆。

チューは3月30日(日本時間31日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで、元WBC世界ウェルター級&WBAスーパー王者キース・サーマン(米)=30勝(22KO)1敗1NC=と、155ポンド契約12回戦で対戦する事が決まっているが、これに勝てば、クロフォードとの対戦が現実味を帯びてくる。

エドガー・ベルランガの指名挑戦権は、WBA世界スーパーミドル級王者デビッド・モレル

2月24日(日本時間25日)に米・フロリダ州オーランドのカリビ・ロイヤル・オーランドで開催された、スーパーミドル級12回戦。WBO世界5位、IBF6位、WBA8位、WBC10位のエドガー・ベルランガ(プエルトリコ)=22戦全勝(17KO)=とIBF13位、WBO14位パドレイグ・マックローリー(アイルランド)=18勝(9KO)1敗の一戦は、WBA世界同級王座挑戦者決定戦として行われ、ベルランガが6回2分44秒TKO勝ち。

これに対し、WBAのヒルベルト・ヘスス・メンドサ会長は、ベルランガが挑戦権を獲得したのはレギュラー王者デビッド・モレル(キューバ)=10戦全勝(9KO)=へのものであるとし、もし5月にベルランガが同級スーパー王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=60勝(39KO)2敗2分=へ挑戦する事になった場合、それは選択試合となるとしている。