3月8日(日本時間9日)にサウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで開催される、マッチルーム・ボクシング&クイーンズ・ベリー・プロモーション興行で行われる事が決まっていた、WBA世界スーパーウェルター級王座決定戦。同級1位イスラエル・マドリモフ(ウズベキスタン)=9勝(6KO)=無敗1分=と、同級2位マゴメド・クルバノフ(ロシア)=25戦全勝(13KO)=の一戦は、マドリモフがこの試合を管理するBBBofC(英国ボクシング管理委員会)のメディカル・スキャンで不合格となり中止となった。
WBAはマドリモフとクルバノフの王座決定戦を前に、同級スーパー王者ジャーメル・チャーロ(米)=35勝(19KO)2敗1分=を、委員会の全会一致の決議により休養王者に認定。新しい王者が誕生するはずだった。マドリモフが試合出場不可能となった具体的原因は不明で、早期復帰が可能かどうかはわからない。
WBA世界同級は3月1日(日本時間2日)に英・テルフォードのテルフォード・インターナショナル・センターで開催された挑戦者決定戦で、同級7位アバス・バラウ(ドイツ)=15勝(9KO)1敗=が、同級15位サム・エギントン(英)=34勝(20KO)9敗=を12回判定で破り挑戦権を獲得している。マドリモフの復帰時期により、王座決定戦の組み合わせが変わる可能性もありえそう。