3月1日(日本時間2日)、英・テルフォードのテルフォード・インターナショナル・センターで開催された、WBA世界スーパーウェルター級挑戦者決定&EBU欧州同級王座決定戦。WBA世界同級7位アバス・バラウ(ドイツ)=14勝(9KO)1敗=と、同級15位サム・エギントン(英)=34勝(20KO)8敗=の12回戦は、バラウが判定勝ち。スコアはジャン=ロベール・レイン(モナコ)117-111、ミカ・リンドグレーン(フィンランド)117-112、フレディ・ラフン(デンマーク)114-114の2-0。

身長、リーチで劣るバラウは接近戦でボディからアッパーを突き上げ、足を使い距離を取っては飛び込み様に右ストレートを決め、自在の攻めで優勢。9回には右ストレートからコンパクトな連打を打ち込み、エギントンをダウン寸前まで追い込んだ。バラウは10回以降もショートレンジの打ち合いを制し、敵地で勝利を飾った。

勝ったバラウは、3月8日(日本時間9日)にサウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで開催される、WB世界同級王座決定戦。同級1位イスラエル・マドリモフ(ウズベキスタン)=9勝(6KO)=無敗1分=と、同級2位マゴメド・クルバノフ(ロシア)=25戦全勝(13KO)=戦勝者への指名挑戦権を獲得。

WBAはジャーメル・チャーロ(米)=35勝(19KO)2敗1分=を休養王者に認定し、マドリモフvsクルバノフの勝者に対戦を義務付けている。しかし、チャーロのリング復帰は未だ不透明。