4団体統一世界スーパーバンタム級王者井上尚弥(大橋)=26戦全勝(23KO)=選手に、WBC1位の指名挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)=35勝(27KO)1敗=が挑むタイトル戦をメインとする、4大世界戦興行が、5月6日に東京ドームで開催される事が正式発表。日本初となる4大世界戦には大橋ジムから4選手が出場。

尚弥選手の実弟で、WBA世界バンタム級王者の井上拓真(大橋)=19勝(5KO)1敗=選手が、同級1位の指名挑戦者石田 匠 (井岡)=34勝(17KO)3敗=選手を相手に2度目の防衛戦を行う他、WBA世界フライ級王者ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)=19勝(11KO)2敗1分=選手に、同級3位桑原 拓 (大橋)=13勝(8KO)1敗=が挑戦。元K-1WORLD GPスーパーバンタム級王者からボクシングに転向し武居由樹(大橋)=8戦全勝(8KO)=選手が、WBO世界バンタム級王者ジェイソン・モロニー(オーストラリア)=27勝(19KO)2敗=に挑む。

東京ドームでプロボクシング興行が行われるのは、1990年2月11日のマイク・タイソンvsジェームス・ダグラス以来で、当時のリングサイドには4日前にWBC世界ミニマム級王座を獲得したばかりの大橋秀行(ヨネクラ)選手がいた。「自分も防衛を重ねて、こんな大きな会場で世界戦をやりますから」。

それから34年。指導者となり、大橋会長の育てた選手4人が、東京ドームの世界戦リングに立つ。「34年かかりました。自分の育てた選手が東京ドームで戦う。夢を見ている感じですね」と感慨深げに語った大橋氏だが、タイソンのまさかの敗戦を目の当たりにし、「厳しく言ってくれる人がいなければいけない。タイソンには妥協があった」と、勝負の厳しさを痛感していた。

4人同時世界王者誕生なるか。5月6日の4大タイトル戦、大いに楽しみです。放映はAmazon・プライムビデオ。