8月3日(日本時間4日)、米・ロサンゼルスのBMO・スタジアムで開催された、”リヤド・シーズン”のメインイベント。WBA世界スーパーウェルター級タイトルマッチ。王者イスラエル・マドリモフ(ウズベキスタン)=10勝(7KO)無敗1分=に、WBA世界ウェルター級スーパー&WBO王者テレンス・クロフォード(米)=40戦全勝(31KO)=が挑んだ一戦は、クロフォードが判定勝ち。
初回、体格で勝るマドリモフは、ジワリとプレスを掛け右ストレート。クロフォードは足を使いサウスポースタイルから速いジャブを飛ばす。2回、互いにタイミングを探り合うが、共に手数は少ない。マドリモフの右ストレートに対し、クロフォードは左ボディストレートを放ち、右ボディ。3回、マドリモフは右ストレートを当てるが手数は極端に少ない。クロフォードはジャブ、右アッパー。
4回、クロフォードはジャブを伸ばし、右ストレートを放つマドリモフに左アッパーをカウンター。5回、マドリモフは右ストレートを狙い、左アッパーを突き上げる。しかし、手数は少ない。クロフォードもジャブを放つが、追撃がない。6回、両者共に当てずらく、手数が少ない流れは変わらず前半戦を終了。
7回、右ストレートを狙うマドリモフ、クロフォードは右フックを狙い、ボディ打ち。8回、マドリモフは右ストレート、左フック。クロフォードはボディを打ち、左ストレート、右フックをヒット。9回、マドリモフは体ごと飛び込み右ストレートを当て、左フックをヒット。クロフォードはジャブから右フック。
10回、探り合いが続く中、マドリモフの右ストレート、左フックに対し、クロフォードは左ストレートカウンターを打ち込む。11回、マドリモフの右ストレートに合わせ、クロフォードは左アッパーをカウンターし連打を見せる。最終ラウンド、打ち気に出たクロフォードは、インサイドから左右アッパーを決め、右フックをヒット。マドリモフは守勢となり終了ゴングを聞いた。
ポイントがつけずらい展開のまま終わった試合は、両選手共に勝利ポーズを取ったが、116-112、115-113、115-113の僅差でクロフォードの手が挙がった。