6月1日(日本時間2日)にサウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで、レイモンド・フォード(米)=15勝(8KO)1敗1分=を激闘の末に12回スプリットの判定で破り、WBA世界フェザー級王座を獲得したニック・ボール(英)=20勝(11KO)無敗1分=の初防衛戦は、今秋、英・リバプールで行われる事を、クイーンズベリー・プロモーションのフランク・ウォーレンが明かした。
地元での凱旋防衛戦となるボールの対戦相手は、同級12位のロニー・リオス(米)=34勝(17KO)4敗=が挑戦者として交渉されている。また、ボールに敗れたフォードも11月に再起戦が用意されている。階級を上げるフォードは、いきなりWBA世界スーパーフェザー級王者ラモント・ローチ(米)=25勝(10KO)1敗1分=へ挑戦するという話もあるが、果たしてどうか。
エドワーズvsヤファイ 勝者はWBC&IBF世界フライ級王座に接近
マッチルーム・ボクシングのエディ・ハーンは、元IBF世界フライ級王者でWBC3位、IBF4位、WBA6位にランクされるサニー・エドワーズ(英)=21勝(4KO)1敗=と、東京五輪フライ級金メダリストで、WBC4位、IBF7位、WBO9位、WBA10位のガラル・ヤファイ(英)=7戦全勝(5KO)=の対戦交渉が最終段階に入っている事を示唆。
英国で最も巧みなプロであるエドワーズと、最も輝かしいアマチュア・キャリアを誇るヤファイによる、世界王座への挑戦を賭けた戦いは、「近日中に発表したい(ハーン)としており、「マッチメイクとしては面白いが、見て面白いかどうかは、全く別の問題だ」という英国人同士のライバル対決の実現は近い。
この試合の勝者は、10月に日本での開催が本決まりのWBC世界同級王座決定戦。前WBC世界ライトフライ級&WBAスーパー(統一)王者寺地拳四朗(BMB)=23勝(14KO)1敗=選手と、同級2位クリストファー・ロサレス(ニカラグア)=37勝(22KO)6敗=の勝者が持つ王座に接近。
また、デーブ・アポリナリオ(フィリピン)=20勝(14KO)1敗=を6回KOで粉砕し、新たにアンヘル・アヤラ(メキシコ)=18戦全勝(8KO)=が王座に就いたIBF世界同級では、最上位にランクされる事が確実とみられる。発表が待たれます。