9月22日、フィリピン・メトロマニラのマンダルヨン・シティ・カレッジで開催されたWBC世界ミニマム級タイトルマッチ。王者メルビン・ジェルサレム(フィリピン)=22勝(12KO)3敗=に、同級1位ルイス・カスティーヨ(メキシコ)=22勝(14KO)無敗1分=が挑んだ一戦は、ジェルサレムが判定勝ちで初防衛に成功。スコアは120-107、120-107、118-109。写真提供はマッチメイカーのウリセス佐藤氏。
初回、ジェルサレムは長身サウスポーのカスティーヨに右ストレートを打ち込みダウンを奪う好スタート。その後も右ストレートを軸に上下にパンチを打ち分け試合をリードしたジェルサレムは、カスティーヨの反撃を押さえ、大差の勝利を飾った。
セミファイナルには、2月24日に東京・両国国技館でWBA世界バンタム級王者井上拓真(大橋)=20勝(5KO)1敗=選手に9回44秒KOで敗れた、前IBF世界スーパーフライ級王者ジェルウィン・アンカハス(比)=34勝(23KO)4敗2分=が登場。
フェザー級10回戦でスクプラサード・ポンピタック(タイ)=30勝(20KO)20敗=とグローブを交えたアンカハスは、初回にダウンを奪い、第5ラウンド失格勝ちを収め、再起に成功。