WBO世界ミドル級王者ジャニベック・アリムカヌウェ(カザフスタン)=14戦全勝(9KO)=と、IBF世界同級王者ビンチェンツォ・グアルティエリ(独)=21勝(7KO)無敗1分=による王座統一戦が対戦同意。試合は10月14日(日本時間15日)に、米・テキサス州ローゼンバーグで開催される、ESPN放映のトップランク興行のメインカードで行なわれる。

現在、米・カリフォルニア州オックスナードに住む30歳のアリムカヌウェは、2016年10月にカザフスタンでのプロデビュー以後、2018年9月の3戦目から米国で戦い続けている。世界王座は2度の防衛に成功しているが、暫定王座獲得後のデメトリアス・アンドラーデ(米)、その後のハイメ・ムンギア(メキシコ)と、WBOから指令された指名戦は対戦相手側から回避された。

一方のグアルティエリ(30歳)は13歳の時に元IBF世界スーパーミドル級、WBC世界ライトヘビー級暫定王者グラシアノ・ロッシジャーニ(独)が主宰するジムの体験プログラムを受け、ロッシジャーニに感銘。ロッシジャーニのプロモーションと契約し2015年10月にプロデビュー。7月1日(日本時間2日)に独・ヴッパータールで不利の予想を覆し、エキスバ・ファルカン(ブラジル)=30勝(20KO)1敗=とのIBF王座決定戦で、2度のダウンを奪い12回判定勝ちで王座を獲得。2018年10月に事故死したロッシジャーニの最後の弟子は、見事世界王者となった。

これまでドイツ国外で戦った事がないグアルティエリだが、無名から一転、ロンドン五輪・銀メダリストのファルカンを破った勢いで、アリムカヌウェとの王座統一戦に臨む。世界ミドル級4団体統一を目標に掲げるアリムカヌウェと、どんな戦いを見せるのかに注目。

[1][2]

が1日に事故死した為グアルティエリが最後の弟子となり