9月6日にロシア・チェリャビンスクのトラクトル・アイスアリーナで行われたライト級8回戦。セイムール・イサエフ(アゼルバイジャン)=12戦全勝(10KO)=は、マーク・ウルバノフ(ロシア)=23勝(10KO)3敗2分=と対戦したが、試合開始から僅か4秒でダウン。そのまま動けずテンカウントを聞いたが、衝撃?のフィニッシュブローは、左ボディジャブ。

この試合のために2ヶ月間トレーニングし、準備は万全で、計量も非常にうまくいったというイサエフのマネジャー、グリシャ・ツァイゲルマハーは、その瞬間、何が起こったのかわからず途方に暮れ、「ローブローかケガかと思った」と話し、ボディジャブで倒れたことは、「恥ずかしいと言う言葉しかありません」。そして、「我々はフェイク(八百長)に関与した事はないが、そう取られても仕方ない」と付け加えた。

ウルバノフは2022年11月に、元WBA世界スーパーフェザー級王者レネ・アルバラード(ニカラグア)=34勝(22KO)14敗=に判定勝ちを収めているが、この日は約1年2ヶ月ぶりのリング登場で、KOからは2020年3月以来遠ざかっていた。