11月18日(日本時間19日)、米・カリフォルニア州イングルウッドのYouTube・シアターで開催された、マッチルーム・ボクシング興行のメイン。WBAインターナショナル&WBC米国スーパーミドル級戦。王者でWBO3位、IBF5位、WBC6位、WBA8位のディエゴ・パチェコ(米)=19戦全勝(16KO)=に、元世界挑戦者のマルセロ・コセレス(アルゼンチン)=32勝(18KO)5敗1分=が挑んだ12回戦は、パチェコが9回2分53秒KO勝ち。
試合は速い左ジャブからのワン・ツーで抜け出したパチェコが主導権を掌握。上体を振り前進するコセレスは第5ラウンド、思い切った右ストレーチ、左フックでパチェコを脅かす。7回には左フックを好打。しかし、冷静に左ジャブを突き、チャンスを伺うパチェコは8回、ワン・ツーからの連打でコセレスをピンチに陥れる。
続く第9ラウンド、右強打でコセレスを追うパチェコが、右ストレート、左フックから強烈な右アッパーを放つと、左フックを打とうとしたコセレスにカウンターでヒット。コセレスは右膝をキャンバスへ落とし、動かないままレイ・コロナ(米)主審のテンカウントを聞いた。22歳、パチェコが豊富なキャリアを持つ、コセレスを一蹴し、キャリアのステップアップに成功した。