11月18日(日本時間19日)、米・カリフォルニア州イングルウッドのYouTube・シアターで開催された、WBA女子世界スーパーバンタム級戦。王者メイヤーリン・リバス(ベネズエラ)=17勝(11KO)4敗3分=に、前WBA女子世界フェザー級王者エリカ・クルス(メキシコ)=16勝(3KO)2敗=が挑んだ一戦は、クルスが判定勝ちで2階級制覇に成功。スコアは98-92、97-93、95-95。

試合はサウスポーのファイター、クルスがプレスを掛け、リバスが足を使いながら右ストレートで迎え撃つ展開。頭を低くして飛び込むクルスは2回、右フックをヒット。手数が少ないリバスは4回、開始早々から打ち合いに応じたが、クルスが打ち勝った印象で、以後、再び足を使い始めた。

動くリバスの懐に飛び込み左右フックを振り回すクルスだが正確性は今一つ。インサイドから放たれるリバスの右ストレート、左フックを被弾した。終盤、圧力を強めたクルスは接近しては左右フックを振り回し荒れ狂ったが、ロープ際に追い込まれながらもリバスはカウンターで応戦。採点の難しいラウンドが最後まで続いたが、クルスの馬力と手数がポイントを引き寄せた形。リバスは手数が少なかったのが響いた、カウンターから次へ繋げたかった。