サウジアラビアのトゥルキ・アラルシク大臣が、来年の”リヤド・シーズン”の構想を明らかにした。来年2月22日(日本時間23日)にサウジアラビア・リヤドで開催される、”リヤド・シーズン”では、エディ・ハーン、フランク・ウォーレンからの忠告を受け、発表されたカードから2試合を3月に延期する事を示唆。しかし、どのカードになるのかは言及していない。そして、3月のカードはラマダンの影響によりサウジアラビア国外で行われるとした。

WBA世界スーパーウェルター級&WBO暫定王者テレンス・クロフォード(米)=41戦全勝(31KO)=のリング復帰は来年5月で、その後、もう一試合行う事になる。そして、クロフォードとWBC、WBO&WBAスーパー世界スーパーミドル級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=62勝(39KO)2敗2分=との対戦に向け、前向きな考えを持っている事を明言。

スポンサー契約を締結した、WBC、WBO、IBF世界スーパーバンタム級&WBAスーパー同級王者井上尚弥(大橋)=28戦全勝(25KO)=選手の試合を、2025年度中にサウジアラビアで開催する。

12月21日(日本時間22日)にサウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで対戦する、WBC、WBO世界ヘビー級&WBAスーパー王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)=22戦全勝(14KO)=と、前WBC王者タイソン・フューリー(英)=34勝(24KO)1敗1分=の試合で、フューリーが勝てば、元IBF、WBO&WBAスーパー王者ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)=64勝(53KO)5敗=の再戦を実現させたいと断言。

48歳のクリチコは2017年4月に行われたアンソニー・ジョシュア(英)戦で、11回TKO負けを喫したのを最後に引退しているが、45歳9ヶ月で世界ヘビー級王座に返り咲いたジョージ・フォアマン(米)の記録を破るチャンスを与えたいと語っている。

5月にクイーンズベリーvsマッチルームの “5対5 “再戦か、イギリスvsアメリカの “6対6 “をテーマにした興行を企画。 6対6 “のカードでは、マッチルームとクイーンズベリーのイギリス人ボクサー6人と、トップランクとゴールデン・ボーイのアメリカ人ボクサー6人が対戦する事になる。

39歳の元WBC世界ヘビー級王者で、現在14位にランクされるデオンテイ・ワイルダー(米)=43勝(42KO)4敗1分=と、元UFC王者で元WBC世界ヘビー級10位のフランシス・ガヌー(カメルーン)=2敗=との対戦も実現させたいと言い、「ワイルダーに直接会って決める。彼に会えば、まだやれるかどうかを見極められる」との考えを述べている。