IBFが指令していた世界スーパーフェザー級4位エドゥアルド・ヌニェス(メキシコ)=24勝(24KO)1敗=と、同級7位ゼラファ・バレット(英)=29勝(16KO)2敗=による、同級王座挑戦者決定準決勝戦は、バレット陣営の辞退により消滅。勝者は前王者で同級3位のシャフカッツ・ラヒモフ(タジキスタン)=17勝(14KO)1敗1分=と、指名挑戦権を賭けて戦う事になっていたが、ヌニェスがダイレクトでラヒモフと戦う事になるのか、同級8位力石政法(緑)=14勝(9KO)1敗=選手との対戦が指令されるのか注目される。

現在14連続KO勝ち中のヌニェスと、バレットは共に、エディ・ハーンのマッチルーム・ボクシングとプロモート契約を締結しており、試合の実現は確実かと思われていたが、バレットは昨年11月にラヒモフとの王座決定戦で9回TKO負けを喫している事が影響したのかヌニェスとは戦わず、11月25日(日本時間26日)にアイルランド・ダブリンで開催が決まっている、シャンテル・キャメロンvsケイティ・テイラーⅡのアンダーカードで別の相手と戦う。

IBF世界同級王者ジョー・コルディナ(英)=16戦全勝(9KO)=は、11月4日(日本時間5日)にモナコ・モンテカルロのカジノ・ド・モンテカルロで、IBF世界フェザー級10位エドワード・バスケス(米)=15勝(3KO)1敗=を挑戦者に迎え初防衛戦を行う事が決定。

コルディナがバスケスに勝てば、10月28日(日本時間29日)にメキシコ・カンクンで行われる、WBC王者オシャキー・フォスター(米)=20勝(11KO)2敗=と、同級1位エドゥアルド・エルナンデス(メキシコ)=34勝(31KO)1敗=による指名戦勝者との王座統一戦実現の可能性が限りなく高いと見られており、力石選手がヌニェスとの対戦を指令され、勝てば王座獲得へ確実に近づく事になるが、果たしてどうか。