7月20日(日本時間21日)、米・フロリダ州タンパのアマリー・アリーナで開催された、ボックスラボ・プロモーション興行。7階級制覇のWBA、WBO女子世界フェザー級王者アマンダ・セラノ(プエルトリコ・136P)=46勝(30KO)2敗1分=と、スティービー・モーガン(米・136.6P)=13勝(13KO)1敗=のノンタイトル10回戦は、第2ラウンド、セラノがワン・ツーから一気の連打でモーガンを追い込み、レフェリーストップ勝ち。

クルーザー級6回戦。38歳の元WBC世界ミドル級王者フリオ・セサール・チャベスJr(メキシコ)=53勝(34KO)6敗1分1NC=と、39歳の元総合格闘家のユライア・ホール(ジャマイカ)=1戦1勝=の一戦は、チャベスJrが判定勝ち。スコアは59-55、59-55、59-56。

約2年8ヶ月ぶりのリングで、プロボクシングでは4回戦の経験が一度だけというホールに、凡戦の末、勝利したチャベスJrは、この日の興行のメインに登場する戦うYouTuber、ジェイク・ポール(米)との対戦を希望。もはや、元世界王者のプライドはなく、目指すは高額のファイトマネーだけのよう。

アシュトン・”H2O”・シルヴェ(米)=11戦全勝(9KO)=と、ルーカス・バハディ(カナダ)=16戦全勝(14KO)=のライト級10回戦は、戦慄のKO決着。第6ラウンド、これまで劣勢だったバハディが、強烈な右ストレートを決め、さらに右ストレート、左フック、右とフォローすると、シルヴェはうつぶせにダウン。そのままピクリとも動かず、KOが宣告された。