1月27日(日本時間28日)米・アリゾナ州・フェニックスのフットプリント・センターで開催された、WBA米大陸スーパーミドル級10回戦。王者ダリウス・フルガム(米)=9戦全勝(9KO)=に、挑戦者アランテス・フォックス(米)=28勝(13KO)5敗1分1NC=が挑んだ一戦は、フルガムが判定勝ち。スコアは100-90、98-92、95-95の2-0。

これまで9戦全KO勝ちのフルガムはこれが初の10回戦。現在、3連敗中(2KO負け)ながら世界戦経験のあるフォックスとの対戦は、勢いに乗るフルガムが序盤からビッグパンチを放ちフォックスに迫ったが、フォックスのパンチを被弾するシーンもあり、簡単に崩せそうもない展開に。

攻めきれないフルガムと、防御に重きを置くフォックス。中盤からはブーイングも飛んだが、ようやく7回、フルガムが右ストレートを決めフォックスを猛攻。8回開始後にフォックスにドクターチェックが入ると、ここぞとばかりにフルガムが攻め込んだが、あと一発が当たらない。9回、10回もフルガムは攻めるが、会心のヒットを奪う事が出来ずに試合終了。多くの課題を残した一戦となった。しかし、この試合が95-95とスコアされたのには驚いた。