世界ライト級4団体統一王者(WBCは休養王者)デビン・ヘイニー(米)=31戦全勝(15KO)=は、12月9日(日本時間10日)に米・カリフォルニア州サンフランシスコで、WBC世界スーパーライト級王者レジス・プログレイス(米)=29勝(24KO)2敗=を、12回大差の判定で破り2階級制覇に成功。この勝利によりヘイニーは世界ライト級王座を放棄。20日現在、IBF、WBO王座は空位となった。

IBFの後継王者を決める決定戦は、同級3位ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)=17勝(11KO)3敗=と、同級2位(1位は空位)ジョージ・カンボソスJr(豪)=21勝(10KO)2敗=により、来年4月14日にオーストラリアで開催する計画が進んでいたが、トップランクのボブ・アラムは、これを決定と明言。

同じく空位となったWBO王座は、1位ロマチェンコのIBF王座決定戦出場が決まり、2位デニス・ベリンチク(ウクライナ)=18戦全勝(9KO)と、3位イサック・クルス(メキシコ)=25勝(17KO)2敗1分=による王座決定戦開催が有力と見られるが、WBO世界スーパーフェザー級のスーパー王者に認定されている、エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)=38勝(31KO)1敗1分=が、この王座に興味を示しており、動向が注目される。