WBOは世界界フライ級王者アンソニー・オラスクアガ(米)=7勝(5KO)1敗=と、WBO世界ライトフライ級王座を返上し、同級1位にランクされるジョナサン・”ボンバ”・ゴンサレス(プエルトリコ)=28勝(14KO)3敗1分1NC=による指名戦は、両陣営の交渉が進展しなかったことにより、8月9日(日本時間10日)に入札の開催を決定。

最低落札価格は8万ドル(約1170万円)で、報酬分配はチャンピオンの出身国、居住地、中立地で開催された場合、オラスクアガが75%を獲得。 ゴンサレスのホームフィールドで行われる場合は、王者80/20挑戦者となる。

帝拳プロモーションとは長い間、友好関係にあるゴンサレスをプロモートする、オールスター・ボクシングのフェリックス・サバラ氏は、「試合は10月中旬に日本で開催すべきだ」との考えを明らかにしていた。

しかし、昨年、女子王者アマンダ・セラノ(プエルトリコ)と、マネージメント契約を締結したゴンサレスは、サバラ氏とのプロモート契約を継続するとしていたが、「自分にとってより良いビジネスがしたい」という考えを強く表明している事もあり、ゴンサレスは扱いにくい存在となっていると見られる。

マネジャーのセラノがどんな条件で入札に臨むかが注目される。しかし、たとえ敵地開催となっても上昇気流に乗るオラスクアガがゴンサレスを突破すると見るが。