WBO世界スーパーライト級王者テオフィモ・ロペス(米)=22勝(13KO)1敗=と、元2階級制覇王者でWBC世界ウェルター級1位、WBA2位にランクされるデビン・ヘイニー(米)=32勝(15KO)無敗1NC=が、8月16日(日本時間17日)にサウジアラビア・リヤドで対戦。
両選手はそれぞれ契約書にサインした事が伝えられ、144.5ポンドのキャッチウェイトで行われる。試合はDAZNにより世界各国へ配信される。
ロペスはIBF世界ウェルター級&WBAスーパー王者ジャロン・”ブーツ”・エニス(米)=34勝(30KO)無敗1NC=との対戦計画があったが、エニスはロペス戦から撤退。

高額ファイトマネーのビッグファイトを望むロペスは、これを聞き激怒。試合開催の申し出をしていた、サウジアラビア政府の直轄プロジェクト”「リヤド・シーズン”を主導する、トゥルキ・アラルシク大臣らに対し不満をぶちまけ、現役引退もほのめかしていた。
一方のヘイニーは5月2日(日本時間3日)に米・ニューヨークのタイムズスクエアで行われた、ウェルター級ノンタイトル12回戦で、元WBO、WBC世界スーパーライト級王者で、WBA世界ウェルター級5位、WBC世界スーパーライト級8位、WBO9位、IBF12位のホセ・カルロス・ラミレス(米)=29勝(18KO)3敗=に、無難な12回判定勝ち。
次は元WBC世界ライト級暫定王者のライアン・ガルシア(米)=24勝(20KO)2敗1NC=との再戦が計画されていたが、ガルシアは同日行われた、WBA世界ウェルター級レギュラー王座決定戦で、元WBA世界ライト級暫定、元WBA世界スーパーライト級王者ロランド・ロメロ(米)=17勝(13KO)2敗=にダウンを奪われ12回判定負け。

ヘイニーvsガルシアは第3戦まで計画されていたが、ガルシアの敗戦と、試合後にガルシアが右手を手術した事により対戦計画は頓挫していた。
昨年12月にロペスをプロモートするトップランクがヘイニーに対し、ファイトマネー最低保証240万ドル(約3億5960万円)プラスPPV収入55/45%分配とするオファーを出した事が明らかになっていたが、この時ヘイニーはこのオファーに全く興味を示さなかった。
しかし、ガルシアとの再戦が消滅した後、ヘイニーがロペスとの対戦に名乗りをあげ、”リヤド・シーズン”でロペスと拳を交える可能性はあると見られていた。