”リヤド・シーズン”を主導するサウジアラビアのトゥルキ・アラルシク大臣は、WBC、WBO&WBAスーパー世界スーパーミドル級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=62勝(39KO)2敗2分=と、4試合のプロモート契約を締結した事を発表。5月に行われるカネロの次戦は、サウジアラビア・リヤドで行われる。

本日早く、マッチルーム・ボクシングのエディ・ハーンが、カネロは5月3日(日本時間4日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで、人気YouTuberボクサーのジェイク・ポール(米)=11勝(7KO)1敗=と対戦が決まっている事を伝えると、カネロのマネジャーであるエディ・レイノソも少し時間を置き、カネロがポールと対戦する可能性がある事を、メディアとのインタビューで示唆。

これに追随するようにESPNは、カネロは5月3日(日本時間4日)にポールと、クルーザー級リミットで対戦する事が確実となり、契約は最終局面を迎えていると伝え、アラルシク大臣はカネロとの契約を凍結と、リング・マガジンも続いた。

やはりカネロはポールと戦うのかと思われたが、この直後、事態は急転する。

アラルシク大臣は、自らのSNSでカネロと4試合の契約を完了させたことを報告。ここ数日間、ファンの注目を集めたカネロvsクロフォード実現の可否は、急転直下、決着がついた。

ボクシングファンを落胆させた、5月のカネロvsポールは消滅し、WBA世界スーパーウェルター級&WBO世界同級暫定王者のテレンス・クロフォード(米)=41戦全勝(31KO)=と、9月に対戦するプランが蘇った。

カネロは5月にリヤドでポール以外の選手と対戦し、9月にはクロフォードとのドリームマッチに臨み、来年2月と10月にリヤドのリングで戦う。5月の対戦相手は追って発表される。